メインデータ | |||
名前 | アンティリーネ・ヘラン・フーシェ antilene heran fouche | ||
種族 | 人間種(人間とエルフのハーフ) | ||
分類 | 現地出身 | ||
異名 | 絶死絶命 | ||
役職 | 漆黒聖典番外席次 | ||
住居 | スレイン法国 法都シクルサンテクスの聖殿の一区画 | ||
属性 | ? | カルマ値:? | |
種族レベル | 人間種のため種族レベル無し | ||
種族レベル | ファイター | Lv10 | |
バーサーカー | Lv10 | ||
マスターファイター | Lv10 | ||
レッサーワルキューレ/オールマイティ | Lv5 | ||
ウェポンマスター | Lv7 | ||
ローグ | Lv1 | ||
アサシン | Lv5 | ||
エクスキューショナー | Lv10 | ||
クレリック | Lv10 | ||
ハイクレリック | Lv10 | ||
インクイジター | Lv10 | ||
合計 | 合計88.Lv | ||
サブデータ | |||
誕生日 | 言いたくない | 身長 | ? |
年齢 | 百数十歳*1 | 性別 | 女 |
趣味 | ルビクキュー(要出典) 金にあかせて新しいものを色々と確かめてみること (飲食、ファッションなど) | 血縁 | 実父はデケム・ホウガン*2 ファーイン(母) |
登場 | 書籍 | 声優 | 田村ゆかり |
備考 | タレント持ち | 備考 |
概要
このキャラクターは、スレイン法国の特殊部隊漆黒聖典の番外席次『絶死絶命』である。法国最強で不敗の存在であり人類の守り手。
法国の聖域である五柱の神の装備が置かれた場所の守護者でもある。
16巻末キャラ紹介で判明するまで名前が不明だったため、「番外席次」「番外ちゃん」などと読者から呼ばれていた。
名前が判明した後も馴染みがないためかこのWikiでは番外と呼ばれ続けている。
書籍本文でも絶死や絶死絶命と表記されており名前は一切出てこない。
web版には登場しない。
出生
両親は森妖精の王国の国王と法国の切り札とされた女。国王がその女を拉致し無理やり孕ませたが、出産の前に法国に奪還された*3。
外見
見た目は10代前半の少女。長い髪は片方が白銀、もう片方が漆黒の色をしている。髪と同様瞳の色も左右で異なっている。*4
耳は他人から見られる事を嫌っているため髪の下に隠れている。唇は艶やか。*5
性格
同じ漆黒聖典のメンバーが死亡したと聞かされても隊長が見る限り何の感情も生まれていないようだった*6。
ところが結婚の話題となると満面の笑みで「自分に勝てる男であれば器量・人格・種族を問わず結婚して子供を産んでも良い」と発言*7。本心を隠すときに笑みをこぼす*8ので、真意は不明。
- 出生の経緯と虐待的に育てられた*9ことを考慮すると母親に対する痛烈な皮肉……かもしれない。
そういった性格に形成された要因が、彼女を母親から取り上げなかった当時の神官長達の対応にあると最高執行機関の一人は考えており「あんな性格に育ておって」と嘆いている*10。
このように4巻時点ではあまり一般的な感性を持ち合わせていないかのような描写をされていたが、15・16巻では、あまりにも卑屈な第11席次を見て思うところがあったり*11、自国を守るために命を懸けるほどの情をみせる*12、魔導王の知謀に恐怖する*13など、冷血でも人格破綻者でもない姿を見せた。
強さ
100レベルのNPCであるマーレとまともな戦いができるほどの能力を持つ。(ただし、マーレは得意の攻撃魔法をあえて使わず、いつもと違う微妙防具を装備していた)
信仰魔法を第三位階まで使用可能で、用途は主に体力や状態異常の回復*14。この第三位階までの信仰系魔法できちんとバフをかけていれば、マーレとの戦いがマシになっていたらしい*15。
- ただ、番外がバフ魔法を修めていたとしたらあの戦いで使っていないのは経験不足という本文中の指摘を考慮に入れても多少の疑問が残るので、「もしバフの価値を正しく認識して習得していたら」という仮定の話かもしれない。
血と血の混じり合いとありえない確率で生まれているため、神人(しんじん)である隊長を凌駕する実力を持つ。
隊長は彼女と「武装をしていない」未知のアンデッドでは、彼女が確実に勝つと判断している*16。
クレマンティーヌには「人外領域すら超越した漆黒聖典最強の化け物。六大神の血を引くとされる先祖返りのアンチクショウ」と評される。
装備
- 「彼女がいると5柱の装備があって、彼女がいないと4柱の装備がある」と作者に明かされている*17。
- これは六大神のうち5人の装備しか法国にないこと、番外席次が法国の外にいるときは六大神の誰かの装備を纏っていること、番外席次以外は六大神の装備の使用許可がないことを示唆している……のかもしれない。
- カロンの導き*18……十字槍に似た戦鎌で、六大神の1人である闇の神スルシャーナが使用していた武器
- 《デス/死》(8時間に2回まで発動可能)
- 4時間ごとに5回、下記能力を選択して発動可能*19
《アンデッド・フレイム/死者の炎》
《アンデス・アヴォイダンス/不死者忌避》
《クリエイト・アンデッド/不死者創造》
《ディジーズ/病気》
《スリープ・トゥ・ザ・アンデス/不死に眠りを》
《イビルアイ/邪視》
《デスマスク/死面》
《ハンド・オブ・グローリー/栄光の手》 - 24時間で30体まで(同時に5体まで)スパルティアトを召喚可能。
- 風神の鎧*20……輝煌天使ねこにゃんの鎧。彼はタンク職の聖騎士*21なので、その職業構成にマッチした特性を持っていると思われる。
タレント
大陸の中でも十指に入るタレントを持っている*22。
イビルアイのタレントも似たような表現をされているが、こちらは「多分、世界十指に入るかな?*23」
- 単一大陸の世界(大陸=世界)であると仮定した場合、断言している番外席次のタレントの方が作者的には上なんだろうと思われる。ただし、大陸が複数あったりすると(大陸<世界)、必ずしも番外席次のタレントの方が上とは言えない。もちろん、作者がはっきりと序列を定めていなくてふわっとした回答になっただけという可能性もある。
16巻においてタレントの正体が明かされることになったが、それはイビルアイのタレントにある意味で似た能力である。
- スルシャーナの武器にタレントを向けることによって、スルシャーナ最強の力の行使が可能になる*24
- サイコメトリーに似た能力*25
- でも、あれサイコメトリーじゃねぇ! どちらかと言えばポゼッションとの合わせ技*26
- 一般的にサイコメトリーとは、その物体にまつわる情報を読み取る力、ポゼッションとは憑依という意味である。
このタレントによってThe goal of all life is deathを使用した。
番外席次はThe goal of all life is deathについて「あらゆる耐性を突破する」「12秒かかる」程度のことしか知らず、スキル発動から相手が死ぬまでに自分が死んだ場合どうなるのかや、蘇生呪文を使われると回避されるということを知らなかった。それは、「持っている切り札をゲームマスターから教わるようなもので、それ以外の能力や細かい部分は教えてくれない*27」からである。アインズが《星に願いを》を使用したときのように、タレントを向けるとスキル名と主な効果のみが脳内に流れ込んでくるのではないかと思われる。
- 不明な点
- 何を持って「最強の力」と判定されるのかが不明。アインズによると、「切り札と呼ばれるものは1つ習得するのが限界*28」ということなので、何らかの基準がある可能性がある。
- その武器を複数人が使用していた場合、対象となるのは最初の持ち主なのか、最後の持ち主なのか、一番装備時間が長かった持ち主なのか、一度でも装備したことがある人物全員の中から選べるなどが考えられるが、このタレントの情報が極めて少ないため不明。
- 防具に対してもタレントが使えるのか、タレントの使用回数やクールタイムの制限があるのかなどの情報も不明。
「個人的にはエインヘリアル*29二体召喚が最強だと思う」と作者が述べているので、六大神の中にワルキューレの職業を取得していたものがいるのではないかと読者に予想されている。
スキル
- 異端判決
- 異端断罪
- エインヘリヤル
- The goal of all life is death…タレントによる発動
魔法
- 《へビーリカバー/重症治癒》
武技
- 回避
- 可能性超知覚
- 剛腕剛撃
- 疾風超走破
- 双空斬
- 即応反射
- 超回避
- 超貫通
- 超斬撃
- 痛覚鈍化
- 能力超向上
- 防御超強化
- 流水加速
相関
- 隊長
- 自分の強さに絶対に自信を持っていた彼をボコボコに殴り、馬の小便で顔を洗わさせ「俺はゴミだ」と思わせた*30が、その後変な態度を取ることもなく普通に接してくれる*31。
- デケム・ホウガン
- 血縁上の父。母によって彼に対する恨みが焼き付いている*32。
- ファーイン
- 血縁上の母。幼い時分に苛烈な訓練を強いられた。名前を呼んでもらえた記憶がなく、夢の中では「これ」と呼ばれていた*33。
小ネタ
- TVアニメ『オーバーロードⅡ』 ティザーPVでビジュアルが顔だけ初公開された。髪は右が白銀、左が漆黒。瞳はその逆。ティザーPVの0:23あたり
- 初登場時は六大神が広めたとされるルビクキューという玩具をがちゃがちゃ弄っていた。二面揃えるのは苦手*34。
- ナズルおばちゃんのとろとろオムレツが好物*35。
- 増長した漆黒聖典隊員の鼻柱をへし折る仕事をしている*36。隊長、第十一席次、クレマンティーヌ*37らがその洗礼を受けたことが判明している。
- *1 : 16-254
- *2 : 16-272
- *3 : 11-179
- *4 : 4-144
- *5 : 4-144
- *6 : 4-145
- *7 : 4-151
- *8 : 16-313、321
- *9 : 15-325
- *10 : 10-248
- *11 : 15-328
- *12 : 16-322
- *13 : 16-319
- *14 : 16巻キャラ紹介
- *15 : 16巻キャラ紹介
- *16 : 武装の差。ただし殴られた感触という面では未知のアンデッドの方が強く、アンデッドが同Lvの装備であった場合には彼女が負けるかもしれないと心中に不安が浮かんだ。
- *17 : オーバーロード4巻に関する作者雑感
- *18 : 16-293
- *19 : 16-294
- *20 : 16-287
- *21 : 劇場版 異世界かるてっと あなざーわーるど パンフレット
- *22 : オーバーロード4巻に関する作者雑感
- *23 : オーバーロード5巻&6巻作者雑感
- *24 : 16-306
- *25 : 16巻キャラ紹介
- *26 : オーバーロード15&16巻作者雑感
- *27 : オーバーロード15&16巻作者雑感
- *28 : 16-339
- *29 : 原文ママ
- *30 : web 学院−8(A面) 後書き
- *31 : 15-329
- *32 : 16-258
- *33 : 15-326
- *34 : 4-145
- *35 : 15-324
- *36 : 15-329
- *37 : 番外を知っている=へし折られた
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