ハムスケ

「お前の種族名は…………ジャンガリアンハムスターとか言わないか?」
森の賢王を見たアインズの感想

メインデータ
名前ハムスケ
hamusuke
種族異形種(種族不明)
分類
異名森の賢王
(名称の偽りありbyアインズ)
役職アインズのペット?
(異議あり by一部女性NPC)
住居トブの大森林(南側)
アインズの自室?
エ・ランテル別宅の馬小屋
属性中立カルマ値:0
種族レベルユグドラシルに同種がいないため不明
職業レベルユグドラシルに同種がいないため不明
サブデータ
誕生日?身長人を超える
年齢200歳以下*1性別メス*2
趣味?家族?
登場書籍声優渡辺明乃
人気投票22位目的同種の発見、繁殖

◎イラストは、pixivより「色鉛筆でハムスケ」をケロケロ@2日目東Z23b様から許可を得てお借りしております。二次配布、無断使用は禁止です。
種族 Lv.? 職業 Lv.? 合計 推定30レベル強 2巻キャラ紹介時

概要

 ハムスケとは、メスのジャイアントハムスターである(種族不明)。

 トブの大森林の大魔獣「森の賢王」にしてアインズのペット、そしてモモンの騎乗魔獣。アインズのことを「殿」と呼び忠誠を誓うござる系ハムスター。基本的に外部の者に対して良い印象を持たないナザリックNPCたちであるが、ハムスケが常にアインズを称賛するため、比較的受け入れられている様子。

 本編の活躍は少ないが、モモン(アインズ)の騎乗魔獣として幾つも偉業を成し遂げている。

 生まれたときから森の中で住んでいるなど、出生については謎が多い。書籍での追加キャラクターであるため、web版には登場しない。

 二次創作の世界では、忠臣としての良好な性格面、動物的レンジャー能力、現地民にある程度無双できる戦闘力で、出ずっぱりの大人気者である。だが、主人公がアインズでない場合は、命名の理由付けに頭を捻らねばならない。 

外見

 数百年の時を生き、白銀の毛皮と蛇の尻尾を持つ四足獣と伝えられているが、縄張りに入ったものが誰も帰ってこないため、目撃情報はほぼ皆無だった*3。

 アインズの前に現れた森の賢王の姿は、人を超える巨大な姿と尻尾を除けば、白銀というよりスノーホワイトの毛並み、黒いつぶらな瞳、そして大福のような姿は間違いなくハムスターそのもの。

 ハムスケは体の紋様の数だけ魔法が使える。だいたい8つくらい紋様がある*4。

性格

 基本的に性格面は素直で単純。
 恩を感じる心も持ち合わせているため、主人には忠義を尽くそうとする。

 また、戦士の一面があって戦いを楽しみ、敵と言えど優れた所があれば賞賛する。しかし、なぶり殺しにするような嗜虐心は無いものの、敵は敵としてきっちり殺す。

 頭を撫でられて照れるなど女の子っぽいところもある。

強さ

 ナザリック基準では雑魚の部類に入るとしても、現地世界では指折りの強さを持つ。物理戦では硬い毛皮と鋭い爪で戦い、20m以上ある長い尻尾で中距離戦も可能。さらに少ないながらも魔法を使用できるため、幅広い対応が出来る。
 また、尻尾は鱗を逆立てることで、尻尾の殴打ダメージに斬撃の追加ダメージを与えることが可能*5。

 体の紋様を発光させることで魔法を使用可能であり、魅了などの絡め手にも優れているが、本人の魔法詠唱者としての力が皆無のため抵抗は難しくない。ハムスケは<全種族魅了>の魔法で抵抗能力が低い動物を捕えていた*6。
 
 7巻で武技習得、10巻で鎧着用が可能であることが判明したため、戦士職を取得し登場初期よりもレベルアップしている模様。ハムスケウォリアーである*7。
 ……が、現状キャラとしての役割を殆ど終えてしまったため、勇ましい姿が本編でお披露目される日が来るかは不明。

装備

  • 爪 …… 自分の爪。アインズ作成の剣と打ち合えるくらいは硬い。
  • 尻尾 …… 20m以上はある蛇の鱗のようなものがある尻尾。自在に動く。尻尾による殴打ダメージと、鱗を立てることで斬撃の追加ダメージを与える*12。
  • 毛皮 ……普段は柔らかいが衝撃を受けると硬化する*13。 直撃でなければアインズ作成の剣でもある程度弾く。
  • 試作品鎧 …… 鎧装備の訓練で装備できるようになったナザリック製の鎧。武器は不明*14
  • 死の宝珠 …… くちのなかにいる。
  • 精神操作無効のアイテム …… 魔獣は精神操作系に弱いため、アインズによって貸し与えられている。*15

スキル(武技)

  • <斬撃>(訓練で得た武技*16)

魔法

※ハムスケは体の紋様の数だけ魔法が使える。だいたい8つくらい*17。 習得している魔法はない可能性がある。

  • <チャームスピーシーズ/全種族魅了> (トブの大森林では動物を捕獲に使用していた*18)
  • <ブラインドネス/盲目化>
  • 他不明

略歴

 約200年ほどトブの大森林の南側を縄張りにしている大魔獣。
 縄張りに入った戦士が言った「森の賢王」という単語が気に入ったので、見逃したところ名前として広まった*8。森の賢王を恐れたモンスターたちは縄張りに近付こうとしなかったため、縄張り付近のカルネ村は防護柵が一切必要ないほど平和を維持できていた*9。

 作中では冒険者モモン(アインズ)が依頼を受けてトブの大森林に入った時に登場。
 伝説の魔獣を討伐して名声を得るつもりだったアインズだったが、「ずっと一人で生きてきたから仲間に会いたい」という言葉がアインズの琴線に触れ、以後「ハムスケ」の名前を与えてモモンの騎乗モンスター(ペット)として迎え入れた。

 人間よりも巨大で、何故か「ござる」口調で翻訳されるハムスターの姿はアインズの戦意を大きく喪失させたが、現地民には何故か英知ある瞳と強大な力があると判断され、アインズは自分と異世界の感覚のギャップに驚くのだった*10。

成長実験

 ハムスケはモモンの騎乗魔獣として活動する傍ら、レベルアップやクラス取得の成長実験として武具の装備と武技習得の訓練を開始する。

 はじめは鎧を着るとバランスを崩して動きが鈍くなっていたが、死にものぐるいの訓練の結果、見事成長を遂げた*11。訓練教官だったリザードマンのザリュース達や、一緒に訓練をしたデス・ナイトと友達になる。

魔導国建国後

 建国後はアインズが国王として活動することがメインになったため、パンドラズ・アクターがモモンに変身することもあるが、ハムスケは馬小屋でデス・ナイトとともに一日中食って寝るだけで過ごしている。
 そのことでアインズから少し怒られたが、同種を見つけると約束してもらった。

相関

  • アインズ・ウール・ゴウン
    • 冒険者モモンであり、忠誠を誓った殿。
  • ナーベラル・ガンマ
    • モモンの相棒、冒険者ナーベ。時々極寒のメンチを切ってくるが、ハムスケが忠君である為、ある程度認められている。
  • ザリュース
    • 訓練教官。鎧の装着や武技を教わった。
  • ゼンベル
    • ともに訓練した。「そうでござるか?」「そうでござるよ」
  • デス・ナイト
    • 長い間一緒に訓練をした友達。互いに友情があるかどうかは不明だが。ハムスケはデスナイトの鎧の棘が丸くなるほど抱きしめて寝ている。
  • 東の……
    • 誰でござるか?
  • 西の……
    • そのような者たちがいたでござるかー。
  • 縄張りに入った人間の戦士
    • 「森の賢王」の名付け親。名前が格好良かったから生かして帰した。*19
  • 死の宝珠
    • ハムスケの頬袋に入って騒ぐだけの存在になっている。なお使用した場合はクレマンティーヌじゃないと相手にならないほど強くなれる。
  • エルヤー・ウズルス
    • ハムスケの武技実験に付き合わされた天才剣士。一撃で死んだ幸福者。
  • 恐怖公の眷属
    • ナザリックで迷った時に道案内をしてくれた親切なゴキブリ。

小ネタ

  • ハムスケが戦士気質だったため奴隷エルフは生き残った。現在はナザリックで暮らしている。エルフの扱いはweb版とほぼ同じ。
  • よく勘違いされるが、ハムスケは亜人種ではなく異形種である。
  • 「ぷれぷれぷれあです スペシャル四コマ漫画 出張版」では「疾走回車」なる武技を修得したとアインズに報告したが、単に「ハムスターが回し車を走る行為」だったためアインズに「武技ではない」とツッコまれている*20。
  • アニメジャパン2018でバルーンによるハムスケが展示された。リンク
  • 没ネタで、ハムスケの親はドワーフの国の大裂け目にいる全長1キロを超える生物になるネタがあった。リンク。

  • *1 : 200年前はいなかった:5-120
  • *2 : 記述からの推測:避妊手術が必要 8-372〜373
  • *3 : ハムスケの姿:2-104
  • *4 : 2-242
  • *5 : 2巻雑感
  • *6 : 漫画3巻:C-10
  • *7 : 7-273
  • *8 : 10-068
  • *9 : 8-029
  • *10 : 2-250〜252
  • *11 : 7-273 8-369
  • *12 : 2巻雑感
  • *13 : 特典小説「プレイアデスな日」-053
  • *14 : 10-070
  • *15 : 10-066
  • *16 : 8-270
  • *17 : 2-242
  • *18 : 漫画3巻C-10
  • *19 : 10-068
  • *20 : 3ページ。

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