六大貴族

六大貴族
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詳細
タイプ大貴族
リーダー王派閥:国王ランポッサⅢ世
貴族派閥:ボウロロープ侯
所属リ・エスティーゼ王国
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登場作品web、書籍

上記は登場初期

概要

六大貴族とは、リ・エスティーゼ王国において、国王ランポッサⅢ世に次ぐ領土を持ち、軍事力や財力など何かの分野で王を凌ぐほど力のある大貴族のことである*1。
王国では、ランポッサⅢ世が全領土のうち3割、大貴族が3割、それ以外の4割をその他の貴族が所有している*2。

権力闘争

理由は不明だが、王派閥と六大貴族の半数以上を含む大貴族派閥による権力闘争に明け暮れている。
麻薬や戦争で国力がドンドン低下している王国の現状を顧みない下らない争いだが、貴族派閥にとっては「国力の低下=王家の権力の低下」なので喜ばしい状況であるらしい。ただ、本当に国力が低下したとき帝国は本気で攻めてくるだろうと戦士長のガゼフは思っている。


王国の現状を理解しているまともな人間は極一握りで、その筆頭であろうレエブン侯は「砂で城を作っているのに周りで子供が暴れている」と非常に頭を悩ませている*3。

大虐殺後

王国はカッツェ平野で大敗北を喫した。
その中で第一王子のバルブロが行方不明になったため、次男のザナックが次期国王にほぼ確定する*4。
戦場で多くの当主や一族郎党が死亡してしまい、品位も知識もないような予備の予備にあたる者たちが家督を継いで無能派閥を作り、王国の品位が一気に下がった状態になってしまっている。


ザナック第二王子と共に王国の発展することを約束していたレエブン侯は自領に戻ってしまったため、ザナックはラナーの頭脳に頼らざるを得なくなっている。

王派閥

ブルムラシュー侯40代。推薦王子無し。金鉱山とミスリル鉱山を所有する王国一の金持ち。欲深く金で家族すら裏切るだろうという悪評持ち。帝国に情報を売り渡している裏切り者。
ペスペア侯最も若い美青年。王の長女を娶った。まだまだ能力は未知数だが、父親は優れた人格者。派閥に関係なく多くの貴族から次期国王に推されている*5。
ウロヴァーナ辺境伯最も老齢。バルブロを推薦。毛量が少なく体つきは老人のそれだが、歳を積み重ねた人間特有の威厳を持つ。

貴族派閥

ボウロロープ侯50代。バルブロを推薦。貴族派閥の筆頭。最も広大な領地を持つ。老いてはいるが鍛え抜かれた戦士の名残が随所ある。ガゼフの戦士団に触発されて5,000の精鋭兵団を作った*6。大虐殺で左翼の前列に出たため死亡している可能性あり*7。
リットン伯年齢不明。バルブロを推薦。能力的に六大貴族では一段劣る。自分の価値を上げることに必死で、そのためなら他人が苦しんでも構わないという性格。
レエブン侯40代手前。ザナックを推薦。六大貴族で最も力がある。両派閥をメリットを求めて蝙蝠のように動くため顔が利く。実は王国が危機的状況に陥らないようにバランスを保っていた最功労者。「屑は裏切りを! アホは権力闘争を! 馬鹿は不和を撒き散らす!」と悲痛な思いをしている。

相関

  • 八本指
    • 王国全体に根を張る犯罪組織。貴族も平民にも影響が出ている。
  • バハルス帝国
    • ブルムラシュー侯が情報を売り渡している。

小ネタ


  • *1 : 9-125
  • *2 : 3-153
  • *3 : 9-148
  • *4 : 10-155
  • *5 : 9-128
  • *6 : 9-176
  • *7 : 9-332

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