伝言(メッセージ)

伝言(メッセージ)
 
詳細
タイプ位階魔法
位階第?位階魔法(第二位階以下?*1)
系統情報系魔法?*2
効果離れた相手と会話が可能
Media
登場作品web 書籍

概要

 《メッセージ/伝言》は位階魔法の通話である。ユグドラシルのゲーム時代や、転移後の世界でも一般的に使用されている(ただし転移後の世界で信憑性は著しく低い)。端的にいうとハンズフリーの携帯電話。

 ゲーム時代では、基本的にプレイヤー同士が一対一で連絡を取り合うための魔法である。本来は特殊な状況や場所でしか使われない魔法で*3、ユグドラシルで実際に《伝言メッセージ》が使用した際の描写は、ダンジョン内で別パーティーとの連絡のやり取りや個人と内緒話をする時に使用されている*4。特殊な状況に対する具体的な説明は無い。

 使用した時に相手がログインしていると携帯電話のコール音が聞こえ、ログインしてない場合は音もなくすぐに切れる*5。転移後の世界では、その中間のような、糸のようなものが伸びて何かを探っている感覚をモモンガに与えた*6。

効果

  • 魔法の効果時間の間、離れている任意の相手1人と会話が可能になる。
  • 相手がメッセージを使用・習得する必要はない。発動側のみが使用できれば良い。
  • どのようにメッセージ相手が増えるかは不明。(名前?擦れ違い?脳内イメージ?)
  • この会話は頭の中に相手の声が響くように聞こえるが、念話ではなく、発声して会話する必要がある*7。
  • 無詠唱化すれば、使用者は発声せずに会話できる。相手側については不明*8
  • 魔法なので、巻物スクロールで使用することや、情報系の魔法を無効化する防御魔法で遮断することが可能*9。
  • ゲームでは専用回線使用するため、お互いの会話が周りに聞こえることはないらしい*10。
  • 転移後の世界では、金属の部屋に閉じこもることでも防ぐことができる*11。ただし、プレイヤーやNPCたちのメッセージもそうなのかは不明。
  • 現地人のメッセージは、アインズたちと比べて精度が低いらしく、距離が離れると聞き取りにくくなる*12。

ユグドラシルの伝言

  • 自分が使用する際は《伝言メッセージ》を発動させ目的人物を設定すると、電話のようなメロディが流れ(相手がログインしている時のみ)、相手が受けると繋がる。*13
  • 相手から《伝言メッセージ》を受ける際はベル音が鳴り、視界に《伝言メッセージ》のタブが表示される。それをタップすると相手に繋がり、声が届くようになる。*14
  • 受け手は《伝言メッセージ》を使用した相手が誰かわかるらしい。*15
  • 会話をする際《伝言メッセージ》使用中は相手にしか声が届かないらしい。《伝言メッセージ》で繋がってる相手と会話中に、自分の周りと会話をする場合は”切り替え”を行う必要があるらしい。*16

ガテンバーグの滅亡

 転移後の世界では、過去にガテンバーグという人間種国家がメッセージに頼りすぎたことで、3つの虚偽の情報で内乱に陥り、モンスターや亜人の侵攻と重なって滅んだ事がある。このような嘘や認識違いに惑わされた事例があるため、メッセージを信頼しすぎるものは愚か者と言われている。使用したとしても、その裏を取ることが求められる。

 アインズに対して忠誠心が高いフールーダやアインザックでも、アインズが使用したメッセージをアインズ本人と信じれず、結局アインズが転移して直接会話している*17。

伝言を使えるNPC

使える(ソース有り)

  • ナーベラル・ガンマ*18
  • エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ*19
    • 巻物ではなく符術のエフェクト?*20

巻物が必要

  • コキュートス*21
  • ソリュシャン・イプシロン
    • スキルによる特殊発動?*22
  • その他
    • 魔法が使えるNPC。ソースは無い。
    • モンスター(シモベ)が巻物を使えるかどうかは不明。巻物の仕様は「持っている職業が習得できる魔法リストに入っている*23」なので、職業・種族レベルが無いモンスターレベルのみの彼らは使えない可能性が高いと思われる。
      • 吸血鬼ブレインだとモンスターレベルと職業レベルを持っているため、同じように魔法職レベルを持っているモンスターはメッセージは使用できると思われる。現地出身モンスターはともかく、14巻現在、純粋なユグドラシルor召喚モンスターで職業レベルを持っているケースはまだ出ていない。
      • 書籍・web版で第三位階を使えるヴァンパイアはかなり危険視されている。アルカディア感想返し[2676]三池屋様「ヴァンパイアのモンスターレベルに第3位階を使える魔法使いのレベルが加算されますから、」とある。これがモンスターの職業レベル獲得のソースになりえるなら、モンスターでもメッセージは使用できると思われる。

使えない(覚えていない・覚えることが出来ない)

  • 上記以外のNPC。
  • シャルティア・ブラッドフォールン*24(随伴するエントマが使用した*25)
    • ※5-189でソリュシャンと長話をしている(書籍追加文章)。魔法発動がシャルティアとソリュシャンのどちらかは不明。

       ただし、5-223でソリュシャンが緊急用の伝言の巻物を出しているため、ソリュシャンは緊急用以外の伝言の巻物は持っていなかった可能性がある。しかし、緊急用でソリュシャンに渡すならシャルティアにも渡すはずなので、シャルティアはやはり使えない可能性がある。

       シャルティアは転移魔法が使えるので渡さなかった可能性もある。でなければ追加文章のミス。

不明

  • ユリ・アルファ
    • わざわざ特殊なアイテムを使用してオーレオール・オメガと連絡している*26。
    • 「web前編:会談-4」だと何らかの形で使用している。
  • ルプスレギナ・ベータ
    • アニメ3期11話で魔法を発動している。信仰系魔法詠唱者では恐らく初。
    • オバマスの「混沌の記憶のマーレ第3話」で伝言が使える同行者としてルプスレギナが選ばれている。
  • セバス・チャン
    • ソース捜索中。wiki管理人がどこかでそんな考察かソースを見たような気がする。
  • アルベド
    • 伝言を使用するためにエントマが必要だった*27。
    • オバマス「ナザリック再生計画-始動-」では魔法(巻物?)を使用している。
  • デミウルゴス
    • web版ソース、書籍はまだない?(web前編:王都-14)。
    • オバマス「ナザリック再生計画 擬戦 3話」では唱えて使用していた。
  • マーレ・ベロ・フィオーレ
    • 16巻でアンティリーネと戦闘終了後に連絡を取っていないことや、8巻の回覧板の話でも使用する素振りが無いため、使用できない・覚えれないと思われる。

小ネタ

  • 位階は不明だが、web会談-3で、第二位階の魔法詠唱者が使用しているため、第二位階以下の魔法と思われる*28。
  • ツヴェーク族は同族同士なら、数キロまでならメッセージに似た連絡手段が取れる。
  • 指揮官系の一部の職業には複数と一度に連絡を取り合う特殊技術が有る。*29
  • 指揮官系の職業には《伝言メッセージ》の効果時間を伸ばせるものがあるらしい。*30
  • ユグドラシルでは魔法によらない連絡方法は大概が課金アイテムによるものなので、よほどの重要な用件等でない限り個人メール等は使われない。*31
  • ユグドラシルに「チャット機能」はあるが*32、ゲーム時代を描いた特典小説「プロローグ上・下」では使われていない。
  • 「亡国の吸血姫」で転移初期、ゲームマスターと連絡を取るために使おうとした*33。
  • 「亡国の吸血姫」でキーノが悟からのメッセージを信用しない描写がある*34。

  • *1 : web会談-3:記述「第2位階を行使できる」
  • *2 : 9-033、web昇級試験-3
  • *3 : 1-063
  • *4 : 特典小説「プロローグ下-059,069等」。
  • *5 : 1-121
  • *6 : 1-121
  • *7 : 11-054.web学院-3:記述「こちらの声は口に出す必要がある」
  • *8 : 16-206,207
  • *9 : 9-033、web昇級試験-3
  • *10 : 特典小説「プロローグ上-074」「プロローグ下-057」
  • *11 : web会談-3:記述「《メッセージ/伝言》が発動しない理由は」
  • *12 : 7-369
  • *13 : 特典小説「プロローグ上-056」
  • *14 : 特典小説「プロローグ下-081」
  • *15 : 特典小説「プロローグ下-059」:ウルベルトはモモンガがしゃべる前に相手が誰か解っていた。
  • *16 : 特典小説「プロローグ上-074」「プロローグ下-057」
  • *17 : 11-048
  • *18 : 2-048
  • *19 : 4-210
  • *20 : 漫画6巻:C-23
  • *21 : 4-207
  • *22 : 5-223
  • *23 : 5-182
  • *24 : 3-142
  • *25 : 11-028
  • *26 : 「プレイアデスな日」-045
  • *27 : 14-012
  • *28 : web会談-3:記述「第2位階を行使できる」
  • *29 : 特典小説「プロローグ下-069」
  • *30 : 10-340:「〈伝言〉も無限に持つわけではない。私は指揮官系の職業を有していないからな」
  • *31 : 特典小説「プロローグ上-044」
  • *32 : 1-048
  • *33 : 「亡国の吸血姫」-020
  • *34 : 「亡国の吸血姫」-111

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