「俺はネーミングセンスがないからなぁ……」
自分のネーミングセンスを嘆くアインズ(2-267)
概要
この項目では、主人公アインズ・ウール・ゴウン(モモンガ)?が命名した名前を扱う。アインズはネーミングとジョークのセンスがないことに定評があり、作中はもちろん、読者からもいじられることがある。
なお、パンドラズ・アクター?の命名はアインズではない*1。2022年7月30日に収録された「原作刊行10周年記念番組」で作者が読者の質問に答えるコーナーがあり、「元は『びっくりボックス』 ウルベルト?とその仲間が『パンドラズ・アクター』と名付けた」と回答された。
「その他・不明など」の欄にはアインズの持物?を記載するが、ギルドメンバー?や、ゲーム運営側が設定した名前のアイテムがあると思われる。
また、「魔封じの水晶」や「松明」のようなアーティファクトと判明している場合や、名称がはっきりしないアイテムはアインズの持物でも省いている。
命名の傾向
理由不明
モモンガ、ゴーヘヤー、ホニョペニョコ(子)
種族
ハムスケ、村長デーモン、スケール族
外見(非オノマトペ)
ダークウォリアー、大福、異形種動物園
オノマトペ
ニュールニュール、ギリーギリーマント、ヌルヌル君
単純
モモンズ・グレートソード、「飴と鞭」作戦、
うろ覚え?
三吉君
絶対無敵最強スペシャル
アルティメイト・シューテイングスター、グレート・ボウ・スペシャル、絶対無敵障壁
その他・不明など
スライム子(命名していない)、?・オブ・モモンガ(モモンガ玉)、イルアン・グライベル、ブラスティングスタッフ、ガーディアンヒーローズ、モモンの装備品、グリーンシークレットハウス、動物の像・戦闘馬(スタチュー・オブ・アニマル・ウォーホース)、ランプ
一覧
理由不明
モモンガ
本作の主人公のキャラクターアバターの名前。由来は不明。読者の考察項目あり。「モモンガの名前の元ネタ」
原作者の丸山くがね(旧:むちむちぷりりん)氏には何らかの深い意図があると思われるが、少なくともアンデッドの魔法使いのロールプレイをしようとする人間がつける名前ではない
ゴーヘヤー
詳細不明。鈴木悟が都市の門番に言ったと思われる名前。キーノは門番から凄い目で見られてちょっと恥ずかしかったらしい。名前をバカにするような意味があったらしい*2。「ゴールドヘア(金髪)」説がある。
ホニョペニョコ(ホニョペニョット)
エ・ランテル?近郊の森の奥に突如現れた強大なヴァンパイア*3。正体はナザリックのNPC。冒険者たちによる対策会議でその名前を問われ、女のヴァンパイアだったので名前の最後に「(ホニョペニョ)子」を付けた。本当はカーミラと言うつもりだったが、ありきたり過ぎて他のプレイヤーを呼び寄せてしまう可能性があったため、この名前を出した。
アインズは完全無欠な命名だと自画自賛している。
種族
ハムスケ(旧:森の賢王)
トブの大森林?の南側の支配者である巨大ハムスター。力で屈服させ冒険者モモン?の騎乗魔獣となった。由来は、「ハムスター」「〜助」の組み合わせと思われる。名付けを頼まれ、ぱっと浮かんだ名前を命名した。ハムスケは喜んでいるが、「冷静に考えるとセンス皆無」「『大福』のほうがウイットに富んでいた」とアインズは後悔している*4。
ちなみにハムスケはメス。「スケ(助)」は男性につける名前。センス以前の問題。女子(おなご)のことを「なごすけ」と称するような例もあるにはあるが*5
村長デーモン
ドラマCD「人間理解テーブルゲーム」で登場した漆黒の肌と鋭い爪を持つ悪魔。普段は人間に扮して旅人を罠に嵌める巨悪。セッションメンバー(階層守護者)が暴走を始めたため急遽用意したラスボス。
スケール族のサトル
スケール族のサトル
外伝「亡国の吸血姫」で鈴木悟(モモンガ)とキーノが都市に入るために使用した偽りの名前。由来は不明だが、スケルトンをスケールに変化させた?誇り高き偉大なスケール族の商人であるサトルは、王都グラントウキョウから辺境まで遥々行商に来た……という設定。人骨の見た目を隠さず街に向かい、アンデッドの襲来で慌てふためく衛兵に「私はアンデッドなどではない! スケール族のサトルと言う!」と伝えている。
多種多様な種族が存在する世界で、アンデッドではなかった場合は他国の者を排斥したことになる。外交問題の責任を突いた作戦。
外見(非オノマトペ)
ダークウォリアー
戦士の姿で見た目を偽り、気晴らしに1人で散歩しようとしたときにデミウルゴス?に見つかり使った名前*6。言ったモモンガ自身、名前がベタ過ぎて恥ずかしさを覚えたが、ゲームのモンスターネームと比較すればごく普通だと考えている。
大福(旧:森の賢王)
「ハムスケ」の名前に後悔したアインズが思いついた代案*7。結局変更はしなかった。由来はハムスケの丸い体と白い毛皮からと思われる
異形種動物園(旧:クラン:ナインズ・オウン・ゴール?)
クランからギルドに変更する場面で、ギルド長に就任したモモンガ(現アインズ)が出した名前*8。由来はメンバーが様々な異形種だからと思われる。モモンガが名付けすると提案したとき、メンバーに動揺が走ったが、「思ったよりまともだ」と評価する声もあった。もちろん却下され、ギルド:アインズ・ウール・ゴウン?が誕生した。
なお「亡国の吸血姫」でキーノから「ウイットに富んでてよかった」とフォローになっていないフォローをされて傷ついている*9。
ゴリラルプレアデス?(ドッペル)
全員+憤怒の魔将?とアインズが行った模擬戦で、ナーベラル?だけがいなかったため、憤怒の魔将がその代わりなのだろうということでアインズが命名した。由来は憤怒の魔将の逞しい肉体をゴリラに例え、ナーベラルの名前を加えた形。
オノマトペ
ニュールニュール
現地人メンバーで構成された「新生アインズ・ウール・ゴウン?」のメンバーの一人。名前が無かったので鈴木悟(モモンガ)が呼んだ名が定着した。多触体
の種族で群種多触体
と言われる種族の変異種。由来は恐らく「ニュルニュルしている見た目だから」と思われる。由来は恐らく「ニュルニュルしている見た目だから」と思われる。
ヌルヌルくん
アインズが魔導王やモモンを演じる際、声色を変えるために使用するモンスター。アインズのペット。
モモン用はニューロニスト?が厳選した渋い声*10。アインズ謹製ではなく、エントマ?が多数所有している内の一体*11と思われる。
絶対無敵最強スペシャル
アルティメイト・シューティングスター・スーパー
ルーン技術の宣伝目的で、アインズの付き人をしていたネイア・バラハ?に貸し出した見た目が派手な弓*12。
「アルティメイト(最高・究極)」とあるが武器の等級は不明。現地人に神器級や伝説級を貸し出すなどありえないが、それでは名前の意味が無くなる。現地人に貸し出すために作った武器に目立つ名前を付けたと考えればあり得る。 また、「グレート・ボウ・スペシャル」という弓もある。
アインズのネーミングセンスの酷さを読者に知らしめた名前。海外ファンからは「五歳児のネーミングセンス」と辛辣な評価を得たとか。現地人は名前に違和感を覚えていない。
グレート・ボウ・スペシャル
アルティメイト・シューティングスター・スーパーを渡されて困惑するネイアを気遣い、アインズがアルティメイト・シューティングスター・スーパーの代わりに出した見た目が落ち着いた弓。名前も僅かに大人しくなっている。
こちらもアルティメイト・シューティングスター・スーパー同様、ルーン技術の宣伝が目的だった。ネイアがグレート・ボウ・スペシャルの受け取りを拒否したため、アルティメイト・シューティングスター・スーパーを貸し出すことになった
絶対無敵障壁
アインズがヤルダバオト+プレアデス(ドッペル)の模擬戦で使ったただのハッタリ*13。アインズの知る限りではユグドラシル?に無いが、転移した世界?にはあるかもしれないという未知を突いた技。
シンプル
モモンズ・グレートソード
魔法で生み出した冒険者モモンの装備。命名したかは不明。テイルズウィーバーのコラボ企画で判明*14。
「飴と鞭」作戦
王国を支配下に置くための作戦名。アインズが命名したところ「わかりやすい」と絶賛された*15。
作戦内容の発案者はラナー?。デミウルゴス?とアルベド?がそれに多少修正を加えた。
グレート・モモンガ・ローブ
DDON(ドラゴンズドグマ オンライン)のコラボ企画で登場したアイテム。装備するとアインズの姿になれる一式装備。ネーミングセンスに鈴木悟感があるので恐らくアインズのローブの名前。モモン?冒険者モモン。アインズの外回り用の姿の名前。由来は恐らくキャラクターネームの「モモンガ」→「モモン」と思われる。「モモン・ザ・ダーク……*16」という予定もあったらしい。
一応、フランス語の「mormon」「moment」の発音は「モモン」に近いが、意味に関連性は無いと思われる。また、「momon(仏)」の意味を「仮装」と説明するページを発見したが、他のフランス語辞書で「momon」が出てこないため真偽不明。唯一、新約聖書において「富、財」「金銭の悪魔」とされている「Mammon」は、冒険者モモンと関連性があると考えられる。しかし、神話知識はタブラ・スマラグディナか、原作者丸山くがね氏の領域であるため、作者が狙った可能性はあるが、鈴木悟のセンスではない。
ナーベ
冒険者ナーベ。モモンの相棒役に抜擢された、ナーベラル・ガンマの仮の姿の名前。
由来はモモン同様「ナーベラル」→「ナーベ」と思われる。「ラル」を切った理由は不明。
どうでもいいが「ナーベラ」は沖縄の方言で「ヘチマ」。
押し込み強盗1号2号
特典小説「亡国の吸血姫」で登場した仮の名前*17。命名が鈴木悟(モモンガ)かどうかは不明。
一切の痕跡を残さずに襲撃を繰り返し、アンデッドの秘密結社「深淵なる躯」を恐怖に陥れた。一号が悟、二号がキーノ。なお、悟がジョークやネーミングを言った場合、キーノによる査定(ダメ出し)が入る。
びっくりボックス
パンドラズ・アクター?の元々の名前。この名前を聞いたウルベルトとその仲間たちによって「パンドラズ・アクター」と名付けられた*18。由来はドッペルゲンガーの変身できる特性を「ビックリ箱」に例えたと思われる。
うろ覚え
三吉君(さんきちくん)
アインズの体の汚れだけ溶かす役目を与えられたスライム。書籍では不明だが、オバマス?ではアインズのポケットマネーで召喚されている。
由来は恐らく銭湯で客の体を洗うなど、雑用を担当した男の通称である「三助」からと思われる。
三助君ではなく三吉君になった理由は不明。
その他・不明など
スライム子
命名はアインズではないが記載する。
オーバーロード公式ゲーム「MASS FOR THE DEAD」のナビゲーションキャラクター。アインズが金貨召喚したスライム。原作には登場しない。
ホニョペニョコ同様、「〜子」名前のセンスはアインズのそれと酷似しているが、自分で名前を決めている(その場にアインズはいない)。
?・オブ・モモンガ(モモンガ玉)
モモンガの腹部にある紅玉の形をしたワールドアイテム。もし正式名が「ワールド・オブ・モモンガ」であれば、間違いなくアインズのセンスであるため、”単純”の欄に繰り上がる。
ただし、ワールドアイテムはユニークアイテムであることから、何らかの公式名はあると思われる。
イルアン・グライベル
製作者不明。転移初期に骨の手を隠すために身に着けていた籠手。由来は北欧神話の雷神トールの鉄の手袋の名前そのままだが、オーバーロードでこの籠手の性能は大したことない。
ブラスティングスタッフ
製作者不明。吹飛ばし効果を高めた杖という意味で「blasting staff」と命名したと思われる
ガーディアンヒーローズ
製作者不明。小手。近距離にいる味方の盾になる効果があるらしい。
モモンの装備品(2巻時)
製作者不明。ゴムマスク以外全て聖遺物級。性能や、何かをモチーフにした場合など様々だが、いわゆるアインズのセンスと呼べる命名は少ないと思われる。
- 必中の眼鏡:恐らく性能が由来。
- 精神防壁の冠:恐らく性能が由来。
- 黒後家蜘蛛の衣服ブラックウィドゥスパイダー・クロース:恐らく使用した素材が由来。
- ブラックベルト:恐らく見た目、または空手や柔道などの「黒帯」が由来。
- イルアン・グライベル:上記に記載。
- ネメアの獅子ネメアンライオン:獅子の顔が描かれているプレート。
- 加速の靴ヘイスト・ブーツ:恐らく性能が由来。
- ネクロプラズミックマント:恐らく、アメコミの「SPAWN(スポーン)」のコスチューム「ネクロプラズミック・アーマー」が由来。製作者がいて名前を変更できないとあるのでモモンガのネーミングではないと思われる。
- ゴムマスク:名称不明。この上に人間の顔の幻術を映している。
グリーンシークレットハウス
製作者不明。拠点作成アイテム。
ランプ
製作者不明。<永続光>の効果が込められたアイテム。カヨウカゼンの忌月書籍16巻で登場*19。由来不明(情報求)。ダークエルフの村を訪れたアインズが歓迎会の食事を回避するために使ったウソの風習名。死者の安寧を願う時期なので宴のような陽気な場所への出席は控えたい。もし出るとしても食事できない……というもの。
ギリーギリーマント
命名は鈴木悟(モモンガ)ではない。モモンガの持物だが誰かから購入したアイテム*20。
隠密用に作ったローブ*21。短冊状の布や糸を多数垂らしたボロ布のようなマント。特化した作りのため鈴木悟(モモンガ)でも目を凝らさないと風景に溶け込みボンヤリとしか見えない。
現実で使用される迷彩服の「ギリースーツ」と「ギリギリ見えるor見えない」の組み合わせと思われる。
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