ザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフ

「悪いな。さっぱりわからん。それは愛じゃないぞ、妹よ」

メインデータ
画像
名前ザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフ
zanac valleon igana ryle vaiself
種族人間種(人間)
分類現地出身
異名ヴァイセルフ王家最後の王
役職リ・エスティーゼ王国王子
住居ロ・レンテ城
属性カルマ値:?
種族レベル人間種のため種族レベル無し
職業レベルキング(一般)1.Lv
プリンス(一般)4.Lv
カリスマ(一般)2.Lv
ファイター1.Lv
合計種族-.Lv 職業8.Lv 合計8.Lv
登場『オーバーロード14 滅国の魔女』-571
サブデータ
誕生日下水月14日身長
年齢性別
趣味食べること、寝ること、ぼんやりすること。家族王族
登場web 書籍声優藤吉浩二

※上記は14巻時

概要

 ザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフは、リ・エスティーゼ王国の第二王子である。作者をして王様優秀度*1は、12キャラ中、ペ・リユロと同率で4位(普通に優秀)である*2。

外見

 小太りで顔には弛んだ肉が付いている。

性格

 六大貴族のレエブン侯曰く、「王族で唯一、現状の危険が分かり、将来を考えて行動できる同胞*3」
 立場上猫を被っているため、周囲の評判は悪く、王位を継ぐことがあっても貴族の傀儡になるのが関の山らしいとガゼフに思われている*4。ラナーの性癖暴露や、魔導国の使節団団長アルベドを相手に理解の良さを見せるなど、まさに「普通に優秀」と言える。バルブロが行方不明(死亡)したことで次期国王の座が確実になってからは辣腕を振るっている。
 きちんとした言葉遣いは当然出来るが、ラナーやレエブン侯のような味方に対してはかなり砕けた態度で接している。とは言え、周囲に誰かがいる時は自身が上位者である体裁を繕おうとする*5。

 キャラクター紹介によると、第二王子という立場上、後援の貴族や友人はいなかったが、王家の将来のために自分が出来ることを努力し続けた才人と評されている。兄のバルブロが国王になった場合は派閥の貴族と八本指の操り人形になる心配があったため、レエブン侯と組んで王か大公に成るつもりだったらしい*6。14巻でザナックは自身を過小評価している事が多く、父親には人望で、兄には威風で、妹には知恵で劣るため、王に向いていなかったのだろうと判断している。
 強い発言をするときは唇を舐める癖がある。

強さ

装備(王都前の決戦時)

  • 不滅の護符(アミュレット・オブ・イモータル)
  • 守護の鎧(ガーディアン)
  • 活力の籠手(ガントレット・オブ・ヴァイタリティ)

相関

  • ランポッサⅢ世
    • 父親。優しいだけが取り柄だが、そのお陰で配下に恵まれている。
  • バルブロ・アンドレアン・イエルド・ライル・ヴァイセルフ
    • 第一王子(兄王子)。死体が見つからなくて困っていた。
  • ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ
    • 異母妹。正直あまり好きじゃない。あまりに知恵が回るので警戒している。
  • クライム
    • その辺の戦士よりも優秀で、ラナーの護衛にしておくのは人材の無駄遣いと思っている。
  • エリアス・ブラント・デイル・レエブン
    • 冒険者と繋がりを持つ珍しい貴族。その知識(虎の巻)は大いに役立っていたが大虐殺後は自領に戻ってしまった。
  • アルベド
    • 薄闇漂う絶世の美女。
  • 八本指
    • 兄のバルブロが麻薬部門から資金を得ていたことを追い落とす材料にするつもりだった*7。
  • アインズ・ウール・ゴウン(モモンガ)
    • 魔導王。外見はおぞましい化物で得体が知れないが、自分の大切な者を幸せしようとする考えは普通の人間と同じ。
  • 黒い仔山羊が「殺してはいけない4人」は誰か
    • 大虐殺で死ななかったため候補に挙げられる。

小ネタ

  • 侵攻する魔導国に対するストレスで暴食になりより太ったため、愛馬に跨った時、非難めいた視線を送られた*8。
  • 14巻のザナックのキャラクター紹介によると、ナザリックが現れずバルブロ第一王子が死亡すれば、ザナック、レエブン侯、ラナー、ガゼフ達が本心から協力しあい、帝国の侵攻を防ぎ、王国は強国になるだろうとされている。

  • *1 : 同じ国を運営した場合、20年後に国を裕福にしている順位。
  • *2 : オーバーロード12巻作者雑感
  • *3 : 9-147
  • *4 : 3-152
  • *5 : 10-159
  • *6 : 14-164
  • *7 : 6-097
  • *8 : 14-332

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