「投降などは認めません。私を出来る限り楽しませてください。それでは―――始めましょう」
メインデータ | |||
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画像 | |||
名前 | ヤルダバオト Jaldabaoth*1 | ||
種族 | 異形種(悪魔) | ||
異名 | 魔皇 | ||
役職 | ? | ||
住居 | ? | ||
属性 | ? | カルマ値:? | |
種族レベル | ? | ?.Lv | |
職業レベル | ? | ?.Lv | |
合計 | ? | ||
登場 | 『オーバーロード6 王国の漢たち 上』 | ||
サブデータ | |||
誕生日 | ? | 身長 | 恐らくモモンと同程度*2 |
年齢 | ? | 性別 | 男 |
趣味 | ? | 部下 | 5人のメイドなど |
登場 | 書籍 | 声優 | 加藤将之 |
概要
ヤルダバオトは、リ・エスティーゼ王国の王都に突如現れ甚大な被害を齎した非常に強力な悪魔である。
その後、亜人連合を率いてローブル聖王国に侵攻する。
正体はデミウルゴス。
外見
仮面で顔を隠しているため表情は窺い知れない。
南方で着用される服の一種であるスーツを身に纏っている*3。着用するスーツは遠くからでも仕立ての良さが分かり非常に高い技術で製作された物の可能性があるとパベル・バラハに分析された*4。
腰の後ろからは尻尾が出ている*5。
発する声は柔らかく心地よく届き、相手の懐に気付かないうちに潜り込むような深みを与える。また、大音声を発している訳ではないのに50m先の距離からでもはっきりと聞こえる*6。
言葉遣いは丁寧で自身の部下を気遣う声は優しげで敵ではあるが好意を抱かせる*7。身振りも非常に優雅。
本来の姿になると憤怒を湛えた顔に非常に太い腕、翼が生えた姿となる。翼や腕、尻尾の先は炎が燃え上がっており、腹の底にまで沈み込むような太く重い声をしている*8。
この外見の記述がデミウルゴス配下の憤怒の魔将が登場した時とほぼ同じで*9、作者の「AさんとBさんがいますが」という説明*10、「設定資料集」から、正体は憤怒の魔将である可能性が非常に高い。なおもし聖王国編がアニメ化するようなことがあれば、アニメのバッファローみたいな憤怒の魔将は無かったことになるかもしれない。
性格
イビルアイには、彼が対峙するモモンに敬意に満ちたお辞儀をするなど皮肉を込めた慇懃無礼な態度を取っていると判断された*11。また、モモンが彼を追った場合、イビルアイを巻き込んでの攻撃をするであろう事から性格の悪い悪魔とも評される*12。
人間の恐怖や絶望の表情を見たく、人間世界を地獄に落とす事に楽しさを感じる程*13嗜虐心が非常に強い。配下とした亜人に対する優しさは自身の所有物に対しての労り程度のものである*14。
強さ
イビルアイをして纏うオーラが別格で放つ悪意は他者と比較すら出来ない程。魔神を凌ぎ*15、白金の竜王級の強者の格と判断するが強すぎるため正確な分析は出来ない*16。
イビルアイの行使する魔法でさえ無効化し*17、転移魔法の発動を阻止する事の出来る超上位悪魔*18。
また、強力な炎系の能力も有しておりモモンの装備する武具を溶解させる炎を操る事も可能*19。
本気を出す前の姿でも、聖王国の聖騎士団団長の中でも歴代最強と言われる*20レメディオス、聖王女カルカ、第五位魔法を行使出来る神官団団長ケラルトや複数の炎の上位天使と守護の天使を一度に相手にしても全く寄せ付けない。
スキル
- ディメンジョナル・ロック/次元封鎖 *21
- 悪魔の諸相:豪魔の巨腕
- 悪魔の諸相:鋭利な断爪
- 悪魔の諸相:触腕の翼
- 悪魔の諸相:煉獄の衣
- 地獄の炎
- 命令した事を相手にさせるスキル*22
- 低位悪魔の大量召喚*23
- 魔法の無効化能力*24
魔法
- 《ヘルファイヤーウォール/獄炎の壁》*25
- 《メテオフォール/隕石落下》
本気の姿
- 《グレーター・テレポーテーション/上位転移》
- 《ファイヤーボール/火球》
部下
- 蟲のメイド
- 蟲のメイドと同格の4人のメイド悪魔
- アベリオン丘陵を支配している悪魔*26
- リムンを支配している悪魔(頭冠の悪魔)
- 聖王国首都陥落後から亜人連合を指揮する鱗の生えた悪魔(鱗の悪魔)
略歴
リ・エスティーゼ王国での活動
- アダマンタイト級冒険者チーム「蒼の薔薇」のティア、ガガーラン、イビルアイと対峙。
- 瀕死の状態の部下・蟲のメイドを救出。
- 逃走を図るティアとガガーランを瞬時に殺害。
- イビルアイとも交戦するが、全く問題にしなかった。
- モモンの登場後の行動
- 王都の倉庫に流入した悪魔を召喚・使役する強力なアイテムを回収するため王都に現れたことを告げる*27。
- モモンに挑むも分が悪くなり、控えさせていた悪魔襲撃を口実にモモンから撤退を承諾させる。
- 部下のメイド達と共に姿を消した。
ローブル聖王国での活動
- 聖王国侵攻の準備
- 聖王国を徹底的に調査し、隣接するアベリオン丘陵の亜人部族を支配下に置く。
- 聖王国の村人やアベリオン丘陵の亜人を拉致し、おぞましい実験を行う*28。
- 亜人連合の率いる侵攻
- 秋*29に18種族からなる亜人連合(兵力10万超*30)を率い、聖王国東部の城壁中央部拠点に現れる。
- 拠点の軍士達に宣戦布告後、<隕石落下>で城壁を灰塵にする。
- 聖王国側に虚報を掴ませ、自らは複数の悪魔と共に聖王国の城塞都市カリンシャに現れ*31、精鋭を待ち受ける。
- レメディオスとの交戦
- レメディオスの一撃をわざと受け、近くの家屋に飛び込み姿を隠す。
- 本気を出した姿となり、カルカを殴打武器として使用*32。
- 君主を人質に取られ混乱した聖騎士団を蹂躙。
- 「星の贈り物(<隕石落下>)」と称した魔法を使用する。
- 侵攻の成果
- 聖王国の首都ホバンスやリムン、カリンシャ、プラートの4つの大都市、および多くの小都市・村を陥落させる*33。
- 捕らえた聖王国の捕虜は捕虜収容所に幽閉する。
- 魔導王との戦い
- 聖王国奪還に協力していた魔導王と戦い、辛勝するも仕留めきれず。
- 再戦の末、一騎打ちで魔導王に敗北した。
相関
- モモン
- 王国襲撃時に運悪く対決した相手。直に戦って自分より強いことは間違いないと感じた。
- カルカ・ベサーレス
- 「一目見た時から丁度いい武器になると思っていたのだ」
- 名前の元ネタ
- 名前の元ネタ一覧の項目。「Jaldabaoth」。ユダヤ教・キリスト教的な要素を取り入れたグノーシス主義における世界を創造した「偽りの神」の固有名。
小ネタ
- *1 : アニメ2期第11話サブタイトル
- *2 : 6-231
- *3 : 6-224
- *4 : 12-035
- *5 : 6-224
- *6 : 12-036
- *7 : 6-225
- *8 : 12-087
- *9 : 1-177
- *10 : オーバーロード12巻作者雑感
- *11 : 6-246
- *12 : 6-254
- *13 : 12-037
- *14 : 12-047
- *15 : 6-230
- *16 : 6-226
- *17 : 6-227
- *18 : 6-226
- *19 : 6-393
- *20 : 12-052
- *21 : ※考察:イビルアイ視点でスキルとあったためスキル扱い。表記的には魔法の書き方のため、魔法の可能性も高い。
- *22 : 支配の呪言、ヤルダバオトの姿ではスキル名が未登場のため。
- *23 : 12-047
- *24 : 6-227、081
- *25 : 「魔法」という記述はない。
- *26 : 12-130 下の2体も同様。
- *27 : 6-248
- *28 : 12-059 349〜353、361
- *29 : 12-009
- *30 : 12-050
- *31 : 12-062
- *32 : 12-094
- *33 : 12-112
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