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パンドラズ・アクター

「Wenn es meines Gottes Wille(我が神のお望みとあらば)」

メインデータ
名前パンドラズ・アクター
pandora’s actor
種族異形種(二重の影ドッペルゲンガー
分類NPC
異名千変万化の顔無し
役職ナザリック地下大墳墓 宝物殿領域守護者
住居宝物殿管理責任者室
エ・ランテル別宅
属性中立カルマ値:-50
種族レベル二重の影ドッペルゲンガー
上位二重の影グレータードッペルゲンガー
など
15.Lv
10.Lv
残り20.Lv
職業レベルエキスパート
クラフトマン
ロード・オブ・ア・キャッスル
など
10.Lv
10.Lv
15.Lv
残り20.Lv
合計種族45.Lv 職業55.Lv 合計100.Lv
登場『オーバーロード3 鮮血の戦乙女』-429
サブデータ
誕生日?身長177cm
年齢?性別
趣味マジックアイテムに関すること全般。マジックアイテム磨き、整理、語ること等制作者モモンガ(名付けは別(後述)*1)
登場web 書籍声優宮野真守
人気投票9位 5,568ポイント備考 

概要

パンドラズ・アクターとは、ナザリック地下大墳墓、宝物殿の領域守護者であり、財政面の責任者*2。作成者のモモンガをして「うわー。だっさいわー」と発言させてしまう『生きる黒歴史』である。

書籍もwebでもその仰々しい振る舞いで周囲を引かせている。アニメでは、宮野真守のアドリブでその姿が更に強化され、登場回のアニメ1期11話の殆ど全てを掻っ攫って行った。

本当は「びっくりボックス」という名前になるはずだったが、ウルベルト達によって「パンドラズ・アクター」が提案された*3。

web版

web版でもアイテム換金をしている。
隠し番外編の1つでアイテムを査定する話がある*4。

外見

顔はピンク色の卵のようにツルリと輝いており、毛は一本も生えていない。顔にはペンで丸く塗りつぶしたような黒い穴が3つあるだけ*5。イラストでは黄色にしか見えないが、文章上はピンク色である。

衣服は、アインズ・ウール・ゴウンのギルドサインの入った帽子を被り、欧州アーコロジー戦争で話題になったネオナチ親衛隊の制服に酷似した軍服を着用している。

なお、書籍では黄色の軍服だが、web版ではダークスーツを着こなし、ストライプのネクタイ、白いシャツと白い手袋、そして黒色の革靴を履いている。隆起のない玉子頭であるが、メガネを掛けている*6。

性格

「アクター(舞台役者)だからオーバーアクションを取るべき」 製作当時のアインズモモンガ)が格好いいと思って「そうあれ」と設定したため、一々仰々しいオーバーなアクションとポーズを取る*7。

ギルドメンバーが、それぞれ自分の作ったNPCが生きて動いている姿を見たら悶絶して転げ回る……そういうタイプのNPC*8。だが、ナザリックで唯一、創造主(アインズ)が現存しているだけに忠誠心は高く、「他の至高の方々に戦いを挑めと言われても、それを迷いなく実行するでしょう!(3-294)」と発言している。

そんな彼だが、頭脳は設定上ナザリックトップクラスであり、保有する能力(後述)も非常に応用力が高く、場合によっては守護者全員分の働きができるほど優秀である*9。だがアインズにとって、彼の意義は仲間の姿を保管することであり、戦闘や組織運営のためではなかった。そのためか、web版アインズから「組織運営に長けるNPCを作っておけばよかった」という台詞があり、外回りで忙しいweb版デミウルゴスはともかく、彼はそれではないらしい*10。

また、マジックアイテムフェチであり、宝物殿に1人でいても可笑しくないように、マジックアイテムに関することだけでご飯が食べれるという設定を持っている*11。そのため、マジックアイテムに触れ合えないとストレスがたまるのか、魔導国建国後、しばらく宝物殿に戻れずアインズに直訴したときはオーバーアクションが無くなっていた*12。

強さ

ドッペルゲンガーの能力で、「他者をコピーし、その能力の80%の力で使用できる*13(召喚モンスターは影響を受けない*14)」
パンドラズ・アクターはその能力で、アインズ・ウール・ゴウンのギルドメンバー全員の外装をコピーしている*15。記述では「45の外装をコピーし〜*16」とあるが、ギルドメンバー(41人)以外の4名は不明。

弱点は、素の状態は弱いクラスで構成されているため非常に弱い(下記100レベルNPC比較表においても、合計値でデミウルゴスを下回り最下位となっている。)。しかもコピー状態を強制的に解除される場合もある*17。また、一部の職業はコピー不可能*18。つまりそのコピーできない職業から習得できるスキルや魔法は使えない。
 
アクターの設定が幸いして(?)、アインズモモンの影武者として活動する場合がある。
タブラ・スマラグディナに変身した姿をアルベドは見破ったため、本物とは何かが違うらしい*19。なお。ナザリックのNPCたちは仲間を『揺らめくような気配』で判断している*20。中でも至高の41人は、遠くでも感じ取れるほど強い輝きの気配がある*21。6巻でセバスが見破れなかった理由は不明。セバスアインズに化けたパンドラズ・アクターの演出じみた立ち振る舞いに違和感を覚えた程度だった*22。
モモンの歩き方は本物(アインズ)よりも遥かに英雄然としているらしく、アインズはもう少し情けなく歩いて欲しいと思いつつも動きを盗もうと観察している*23。

100レベルNPC比較

1番 2番 最下位
項目をクリックで表が並び変わります。

名前Lv種族職業HPMP攻撃防御素早魔攻魔防総耐特殊合計
アルベド10030701003485955944959084686
シャルティア1002080897788857084698486732
コキュートス10030701002997847143768775662
アウラ100010084157575840757090568
マーレ1000100759075797084847060687
デミウルゴス100356566575160576266100100619
セバス1002575100119491800787285611
パンドラ1004555818643
(可変)
44
(可変)
84
(可変)
17
(可変)
48
(可変)
39
(可変)
100542
(可変)

名前Lv種族職業HPMP攻撃防御素早魔攻魔防総耐特殊合計
ヴィクティム3529636614122513141858196

ドッペルゲンガーの特徴

外見だけなら服装や装備品までコピーする事が出来る*24。変身を剥ぎ取る魔法が少なくとも2つはあり、アインズが使用できる上位のものは副次効果で一定時間変身をできなくする*25

「変身中に精神操作系の特殊能力を使って、対話している相手や周囲の者の簡単な表層思考を読み取り、変身元の人物の情報を抽出する*26」という能力を使用して演技に取り入れている。それはユグドラシルではただのモンスターテキストに書かれた設定にすぎなかったが、転移後は本当に機能するようになった。これは精神攻撃扱いなのでレベル差等で抵抗されたりもする。記憶のコピーは出来ない。つまり、「この人は普段このような行動を取る」というイメージを読み取る能力。

ドッペルゲンガー(モンスター)

  • 40レベル程度までの能力をコピーできる。
  • 変身前は弱い。
  • 装備に条件が必要な武具でも扱えるが、遺物レガシー級以上のアイテムは使えない*27。

グレーター・ドッペルゲンガー(モンスター)

装備

スキル

  • 45の他者の外装・能力をコピー(一部不可*31)

考察

  • web版と違いがなければ、「ドッペルゲンガーは種族クラスが1つ上がると、コピーできる外装が1つ増える」*32
  • Arcadia感想返し:[3390]に、「パンドラズアクターの7割コピー能力はクラススキル」とあるため、外装コピーはドッペルゲンガー。能力コピーはクラススキルである模様。
  • 同じく、その感想返しに、そのクラスは種族レベルを46以上取ると取れないクラス(職業レベル55で取得できるクラス)とある。
  • 召喚モンスターは能力低下の影響を受けない。ただし、召喚モンスターを強化するスキルの能力は低下する模様*33。

魔法

作中の動向

シャルティアの洗脳を解くため、アインズ一行が宝物殿にワールドアイテムを取りに来た際、パンドラズ・アクタータブラ・スマラグディナの姿で登場する。特徴的なオーバーな身振り手振りで、創造主であるアインズの精神安定を促した。アニメ版では、声優・宮野真守がアドリブで「(壁)ドン!」を披露し、強烈なキャラクター性を視聴者に印象づけた[1]

シャルティアの反乱後、アインズの指示により、同じ失敗を繰り返さないために宝物殿を出て活動を開始した。

商人スキルを有する音改の姿を借り、「エクスチェンジボックス(通称:シュレッダー)」を用いて物品を金貨に変換する作業を主に行う[2]

魔導国建国後

モモンの身代わり: モモンとして活動しつつ、アインズの姿を借りてカッツェ平野で集めた死体を『中位アンデッド創造』によりデス・ナイトに変換。

建国以前から至高の四十一人捜索チーム: アルベドが率いる捜索チームの副官を務めるが、チームの具体的な活動内容は不明。

魔導国がリ・エスティーゼ王国に侵攻した際、現地で有力な人物が現れると予測されたため、アインズの姿に化けてリク・アガネイア(白金鎧を操るツアー)と戦い、情報収集を行った。戦闘中、油断を誘うために土下座を行ったことがアルベドから非難されたが、アインズからは高く評価され、主人の勝利への貪欲な姿勢に畏敬の念を抱いた。

14巻の表紙に関する謎: リク・アガネイアとの戦いを描いた14巻の表紙では、アインズの特徴である「モモンガ玉」が腹部に描かれていないが、本文中での説明はなく、理由は不明(洗脳されるリスクがあったため、例の如く囮だった可能性がある)。

web版

web版でも基本的な役割は同様だが、隠し番外編の一つで物品の査定を行う様子が描かれている[3]

オバマス設定wiki(外部サイト)

パンドラズ・アクター - オバマス設定wiki | オーバーロード MASS FOR THE DEAD
登場人物一覧>パンドラズ・アクター 目次 パンドラズ・アクター 概要役割 その他 マイページ会話/パンドラズ・アクター キャラクター 関連項目 自由コメント欄 「不完全な模造品なれど、我...

相関

小ネタ

  • 守護者級は魔法を宿していない飛び道具の無効化ができる*35。パンドラが守護者級に当てはまるかは不明。
  • 14巻の段階で、デミウルゴスアルベドパンドラズ・アクターは数ヶ国の言語を読み解ける*36。
  • 「びっくりボックス」がモモンガの考えた元々の名前。この名前を聞いたウルベルトとその仲間たちによって「パンドラズ・アクター」と名付けられた*37。
  • 「Wenn es meines Gottes Wille(我が神のお望みとあらば)」とは、JSバッハカンタータ第161番第5曲合唱のサブタイトル。

  • *1 : https://twitter.com/maruyama_kugane/status/5948756…
  • *2 : 3-285
  • *3 : 2022年7月30日に収録した「原作刊行10周年記念番組」から
  • *4 : Arcadia:[2965] 2011/Sep/04(Sun) 06:06 pm
  • *5 : パンドラの外見:3-287
  • *6 : web:外伝 登場『パンドラズ・アクター
  • *7 : 3-288,289
  • *8 : 3-289
  • *9 : 3-292
  • *10 : 準備-2
  • *11 : 10-075 web:外伝 登場『パンドラズ・アクター
  • *12 : 10-075
  • *13 : 3-287 webでは3/4の力。
  • *14 : 14-436、10-075
  • *15 : 考察:ギルドメンバーを直接コピーしたという記述はない?3-302
  • *16 : 3-287
  • *17 : Arcadia感想返し:[1687]
  • *18 : https://twitter.com/maruyama_kugane/status/1250028…
  • *19 : 3-286
  • *20 : 1-182
  • *21 : 1-182
  • *22 : 6-021
  • *23 : 14-105
  • *24 : 13-246
  • *25 : 13-242
  • *26 : 13-243
  • *27 : 12-389
  • *28 : 13-246
  • *29 : 13-247
  • *30 : ※この一覧表はキャラ紹介のグラフを編集者が独自の尺度で測ったものをまとめた表です。
  • *31 : https://twitter.com/maruyama_kugane/status/1250028…
  • *32 : web:初依頼-5
  • *33 : 14-436、10-075
  • *34 : 4-009
  • *35 : 14-382
  • *36 : 14-134
  • *37 : 2022年7月30日に収録した「原作刊行10周年記念番組」から
  1. 漫画版3巻:作者対談[^]
  2. 4-009[^]
  3.  Arcadia:[2965] 2011/Sep/04(Sun) 06:06 pm[^]

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