邪神を信仰する教団 | |
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画像・紋章など | |
詳細 | |
タイプ | 邪教集団 |
創立 | 不明 |
まとめ役 | とある高位の貴族 |
主な信者 | 帝国貴族 |
集会所 | どこかの墓地の霊廟の地下 |
所在地 | 帝都アーウィンタール |
Media | |
登場作品 | web |
概要
邪神を信仰する教団とは、ズーラーノーンがバハルス帝国における下部組織として運営するために作り出したものである。邪神という存在は元々、スレイン法国では信仰されている闇の神が他国では信仰されていないという面を利用して作りだしたもので、行っている儀式とて適当なもので、単純に貴族達の弱みを握るために、人間を殺させていただけにしか過ぎない。
そんな貴族たちがこの教団に所属した理由、信者達の目標とは『不老不死』である。そしてその願いは……。
帝国有力貴族達にアンデッドの素顔をさらしたアインズの事を、邪神と勘違いした教団メンバーの貴族たちが集会にアインズを呼んだことで組織のありようががらりと変わってしまう。
自分の元へやってきた奇妙な使者に好奇心を刺激されたアインズは、ソリュシャンを伴い呼び出しに応じることとなる。そして案内された場所で信者達が皆全裸でお出迎えするとアインズを大いに動揺させた。そんな中、死の邪神を前に怯えていながらも信者達は無様な姿を見せず平伏していたが、アインズが呆れたような気配を出したことで信者達に不安が募る事となる。そこで、不快な気分を少しは収めてもらおうと生贄の儀式を行うのだが、逆に不快だと告げられ委縮してしまう。
しかし、アインズが彼らの今までの行為・信仰に対して彼らの望みの褒美『不老不死』の前の部分である『若さ』を信者たちの望む時まで戻してやると宣言し、実行すると*1、かつての自分の肉体を取り戻した信者たちの歓喜に満ち満ちた声によって、まるで玄室が爆発したかのような騒ぎとなった。
今回の奇跡が10日間限定のお試し期間であり、そして『もし次回があれば、その際には私のために最も貢献したもの一人の若さを完全に取り戻してやろう』というアインズの言葉により、各々が忠誠に忠誠を尽くして自分だけが完全に若さを取り戻してもらうんだ、と欲望をギラギラさせる事となる。
こうしてズーラーノーンの下部組織だった教団はアインズ・ウール・ゴウン辺境侯に完全に奪われる事になった。
組織力
帝国上層貴族が幾人も信者として参加しているため、かなりの影響力を持つと思われる。
アインズが邪神様となってからは各々が一番役に立とうと奮闘しており、横のつながりはないかもしれないが帝国内の色々な個所に根を張っている為、想定以上に役に立つとアインズは思っている。
名無き邪神
死と暗黒を統べるといわれる邪神。それは万物の死であり、全ての終焉であり、例えようが無いほどの悪であった。その邪神は極寒の世界に居城を作り、魂を凍りつかせる吐息を吐き、殺した者の魂を集めて己の居城を飾り付け、未来永劫解放されぬ魂は居城に泣き声を響かせるのだと言う。
そういう設定。
生贄の儀式
大きさとして子供が一人入るのに十分なサイズの皮の袋をバケツリレーの形式で前まで運んでいく。この皮袋を持って前に回すと言うことは、邪神に捧げものをする意志があると言うことであり、信仰心の表れであるとされている。信者の中には力のない者も多いためか、生贄として選ばれるのは子供が多い。
信者たちの殺意を削がないため、中を確認しないで儀式は行われる。中を確認しないのにはもう一つ理由があり、もし仮に捕まったとしても人間というのは嘘で動物だと思っていたと論理武装するためでもある。
運び終わったら、順番で選ばれた三人が各々鋭い刃物を持ち皮袋へ突き刺していくことで生贄の儀式となる。
メンバー
人物 | 解説など |
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神官の男 | 生贄の手はずを整えたり、この邪神殿の管理に当たっていたズーラーノーンの神官。アインズに乗っ取られた教団をどうにかしようとしていたが、やさぐれたクレマンに殺害される事となる。 |
クレマン | 以前イジャニーヤをけしかけた事も有り、最初アインズを値踏みしていて実力を計ろうとしていたが、アインズが2トンはある石の椅子を片手でぶん投げてしかも魔法まで使ったことで完全に委縮してしまう。なお、「クレマン」は偽名。 |
二十人ほどの信者 | 顔は骸骨を思わせる覆面を被っており上半身、下半身共に裸である。老人の皺だらけの肉体や、中年のだらしない油の詰まった肉袋、干し柿のような女の裸を見せられてアインズはどん引きしていた。 「な、なんだ、これは……ヌーディスト・グレイブヤードなのか?」byアインズ |
ウィンブルグ公爵 | アインズを教団へ招待した人物。まともだと思っていたら狂人の類いだった。 |
ロベルバド家当主 | 三男坊が邪神様を連れてきた。アインズの為なら息子が死んでも構わないと思っている人物。 |
魔法学院の学院長 | アインズの願いであればどんな手段を使ってでもかなえようとしてくれる人物。 |
御者数人 | アインズを集会所まで送り迎えした。 |
関連項目
アインズ・ウール・ゴウン辺境侯
- 願いを叶えてくれる邪神様。
- アルシェの妹’s。生贄として選ばれ殺されかけたがアインズに引き取られた。
クーデリカとウレイリカ
その他
- 椅子(巨大な石の玉座)……アインズが片手で持ち上げ(二トンはある)ぶん投げつけると壁に激突し、汚いイスは無くなった。
- 椅子(ソリュシャン)……では私がイスに?
- 椅子(クレマン)……で、では私が。
- 椅子(黒曜石の玉座)……アインズが魔法で作り出し腰かけた美しい玉座。
- *1 : 願いを叶えるために、『強欲』にユグドラシルで溜めていた分と大虐殺で集めた分の経験値を全部消費してしまった為、貧乏性のアインズは心の中で転げまわっていた。
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