八欲王 | |
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画像・紋章など | |
詳細 | |
タイプ | プレイヤー |
リーダー | ? |
構成人数 | 男性7人+女性1人(web*1) |
本拠地 | エリュエンティウ |
Media | |
登場作品 | 書籍、web |
概要
八欲王とは五百年前に現れた、神の力を奪った者たちとも言われ、その絶大なる力でこの世界を支配したと伝えられている者達の事である。*2
大陸を支配したがすぐに国は滅び、現在は首都のみが残るという。この世界に魔法を広めたといわれる存在。*3
人間よりも優れた身体能力や文明を持つ種族がいるのに彼らが大陸を支配していないのは、五百年前に大陸を支配しようと動いた八欲王との抗争で種としての力が落ちたためである*4。また、八欲王はある意味人間種を優遇する傾向があったため、亜人種や異形種を狩り殺したことも理由としてある*5。
最後はハーレムを作り、その結果全滅したのだという。*6
そして八欲王の正体はモモンガと同じように転移してきたユグドラシルのプレイヤーである(八欲王は課金アイテムを持っている*7)。
16巻において、八欲王の一人はエルフの軽戦士であり、その息子がデケム・ホウガンであることが判明した。
おとぎ話としての伝承
要約すると、五百年前、空よりも高い身長を持つとも、竜のようだとも言われる八欲王という存在が現れた。彼らは瞬く間に国を滅ぼし、圧倒的な力を背景に世界を支配していった。だが、彼らは欲深く互いのものを欲して争い、最後は皆死んでしまったという物語*8
おとぎ話としての人気は非常に低いが、ある程度の知識がある人間なら知っている物語。
巷では単なる伝説だと認識されている物語だが、冒険者の中には実在した存在だと思っている者もちらほらいる。遥か南方にとある都市があり、それは八欲王が大陸を支配した際に首都という名目で作られたとされる都市であり、この都市の存在が彼らの八欲王実在の根拠となっている。*9
エリュエンティウ
エリュエンティウとはエ・ランテルよりはるか南の砂漠の真ん中に八欲王が作り出したとされる浮遊都市の事である。ここには都市の上に浮遊した城があり、その城から無限の水が流れ込んでいる。しかも都市全域が魔法的結界に包まれており、砂漠の真ん中とは思えないほど。*10
かつて八欲王が作り上げた国の首都にして最後にたった1つ残った都市であり、そして桁の違う魔法の武具を装着した30人の都市守護者なる人物達が守る都市でもある。この都市には八欲王の残した超級のマジックアイテムがあり、唯一十三英雄のみが幾つか持ち出すことを許可されたという。*11
都市の名前はその都市がある辺りの古語で『世界の中心にある大樹』という意味らしい。*12
八欲王のギルド武器
- WEB版
- 水晶の刀身を持つ煌びやかな剣。かつてドラゴン達を何体も殺した武器。十三英雄のリーダーが、八欲王の色濃い地にて祝福を代価として借り受けた一品。*13
- 書籍版
- 八欲王が残した八武器の一つで、斬るには向いていない形状。しかし、その切れ味は類を見ないほどであり現代の魔法では決して作り出せないとされる。*14
八欲王とドラゴン達の戦い
- WEB版
- 最初ドラゴン側は組織的に戦いを挑んでいなかったみたいだが、後に一王に対して複数で掛かるようになった。それでも一回殺すのにドラゴン側は十倍の犠牲が出る程であった。しかも八欲王は死んでも復活の度に弱くなっていったが何度も蘇っていった。*15 最終的にはドラゴン達の数がそろわなかったため押し勝てず、この戦いで強者と呼ばれるドラゴン達は八欲王に狩り尽くされドラゴン達の時代は終わりを遂げた。
もし最初から組織を組んで八欲王に挑んでいたら勝てただろうとツアーは感想をこぼしている。*16
- 最初ドラゴン側は組織的に戦いを挑んでいなかったみたいだが、後に一王に対して複数で掛かるようになった。それでも一回殺すのにドラゴン側は十倍の犠牲が出る程であった。しかも八欲王は死んでも復活の度に弱くなっていったが何度も蘇っていった。*15 最終的にはドラゴン達の数がそろわなかったため押し勝てず、この戦いで強者と呼ばれるドラゴン達は八欲王に狩り尽くされドラゴン達の時代は終わりを遂げた。
- 書籍版
- 詳細は不明。八欲王との戦いに挑んだ者たちはすでにみな死んでしまっているらしく、今の世を生きている竜王は戦いに参加しなかった者達である。*17
八欲王と魔法
元々この世界に位階魔法は無く、魔法と言えばドラゴンの使う始原の魔法であった。だが八欲王により世界は歪められ汚された。ワイルドマジックは失われ、世界には八欲王が溢した位階魔法が主となった。
いまでは一部のモンスターも種族的に位階魔法を習得して生まれてくるようになっている。*18
現在この世界に流れている魔法の大半はかの八欲王が流したものであり、八欲王が作り上げた国の首都から流れてくるものである。そしてそれを元に様々なところで新しい魔法が開発されている。
また、八欲王が持っていた無数の強力なアイテムの中で最も力を持つとされる物として『無銘なる呪文書』と呼ばれる魔法書が存在する。この書物には新たに生み出された魔法も自動的に書き込まれていき、あらゆる魔法が全て記載されているという。強固な魔法の守りがある為、正当な所有者以外は触れることすらできないという。*19
関連項目
- ツアー
- 現在八欲王が残したギルド武器を一つ保管している。
- スレイン法国
- 法国では八欲王を大罪者と呼んでいる。これは六大神の1人スルシャーナは大罪を犯せし者達によって放逐されたと伝わっているが、実際には八欲王によって殺されている為である。*20
- WEB版クレマンティーヌはアインズを見て、神、神人、竜王、大罪者の血を引いている者、を候補として挙げていた*21。
- ナザリック地下大墳墓
- アインズが最も警戒する都市として浮遊都市エリュエンティウを挙げている。
相手の戦力を確かめるまでは笑顔で相手をすべきとも言っている。
- アインズが最も警戒する都市として浮遊都市エリュエンティウを挙げている。
- デケム・ホウガン
- 八欲王の息子。プレイヤーの子孫は神人などがいるが、プレイヤーの子供として書籍に登場したのはデケムが初である。
考察
- WEB版では八欲王の男女比は男7人、TSで女1人である。*22 ちなみに引退したたっち・みーを除くワールドチャンピオンの男女比も男7人、(外装は)女1人である。*23 偶然だろうか?
- エリュエンティウとはその都市がある辺りの古語で『世界の中心にある大樹』という意味らしい。世界の中心にある大樹と言えばユグドラシルが思い浮かぶのだが……。
- エリュエンティウには上空に城が浮遊している。ユグドラシルにはギルド:アインズ・ウール・ゴウンに匹敵するギルドの拠点としてアースガルズの天空城があったらしいが関係あるのだろうか。*24
- ワールドアイテム二十の一つに「五行相克」という魔法システムの一部変更を要請できる物があるが、もしかしてこれを使い世界に位階魔法を広めたのかもしれない。
- 『無銘なる呪文書』は世界一つに匹敵する価値があるとされているらしいので、もしかしたらワールドアイテムかもしれない。
その他
- 六大神の血を覚醒させた者は神人(しんじん)と呼ばれるが、八欲王や他のプレイヤーの血を覚醒させた者は別の呼ばれ方をしている。*25
- 作者が、他者のギルド拠点を攻略した場合、拠点を得ても中にある物の所有権は変わらない、NPCは征服側に敵対するとツイートした。転移後・ゲーム時代の言及は無い。リンク。
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- *1 : Arcadia感想返し[2675]ご飯がご飯がすすむ君様より
- *2 : 5-110
- *3 : 7-292
- *4 : 2-046
- *5 : コミック2巻C-8
- *6 : Arcadia感想返し[3122]りーぜ様より
- *7 : Arcadia感想返し[3122]ddd様
- *8 : 5-111
- *9 : 5-111
- *10 : 4-013
- *11 : 7-148
- *12 : 7-147
- *13 : WEB版「諸国-5」
- *14 : 7-281
- *15 : Arcadia感想返し[3122]ddd様より:復活で弱くなったのはデスペナルティではなく課金アイテムによるもの。アインズの指輪の劣化版を所持していたらしい。
- *16 : WEB版「諸国-5」
- *17 : 7-280
- *18 : Arcadia感想返し[3122]041160様より
- *19 : 5-111〜112
- *20 : Twitter2014-12-24
- *21 : WEB邪神-2
- *22 : Arcadia感想返し[2675]ご飯がご飯がすすむ君様より
- *23 : WEB版「設定」
- *24 : WEB版「知識」
- *25 : 6-250
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