霜の竜の一族 | |
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詳細 | |
タイプ | 部族 |
リーダー | オラサーダルク=ヘイリリアル |
種族 | 異形種(ドラゴン) |
数 | 20匹*1 |
創立 | 200年前以降?*2 |
住処 | フェオ・ベルカナの王城 |
所在地 | アゼルリシア山脈 |
Media | |
登場作品 | 書籍 |
※イラストは、pixiv『モンスター画 ver.19 配布のお知らせ』を作者のとり夫様からお借りしています。商用不可。フリー素材。
概要
霜の竜の一族とは、アゼルリシア山脈内部にある、ドワーフの旧王都「フェオ・ベルカナ」の王城で暮らしている、霜の竜たちの一家である。
族長(父親)は、霜の竜の王「オラサーダルク=ヘイリリアル」。そして3匹の妃と、その子供が16匹ほど存在する*3。
オラサーダルクの王様優秀度は*4、12キャラ中、9位(自分を優先)。個人裕福度では1位*5。
web版には登場しないが、フロストドラゴン自体はweb版にも存在する。*6
社会
オラサーダルクが妃や子供たちを従え、20匹全員が同じ土地で暮らしている。
オラサーダルクは、山脈のカースト最上位で勢力争いを続けている、「霜の巨人(フロスト・ジャイアント)」を支配し、完全に山脈を征服するため、自分の子供を増やして力を蓄えている*7。
基本的にドワーフの王城で暮らし、産卵もそこで行われている*8。自分の城を穴だらけにしたくないオラサーダルクから、「俺の城を破壊するな」と全員に厳命している*9。
オラサーダルクとしては、ドワーフの王城を拠点にしてドラゴンの帝国を築く予定*10。
同じ場所(フェオ・ベルカナ内)で暮らすクアゴアと同盟関係だが、実際は下等種族であるクアゴアを奴隷として扱い、貴金属を献上させている*11。
雑務をさせるためにクアゴアを王城内で働かせようと考えたことが何度も有るが、下等種族が自分の城で動き回る事を嫌って却下。時が来たらフロスト・ジャイアントに挿げ替える予定*12。
ドラゴンという種族は、子供が巣立ってしまえば親兄弟でも生存圏を争う場合が一般的だが、この家族は父親の元で暮らしている非常に珍しいケース*13。通常であれば、その辺で産卵して放置するか、生まれて1年ぐらいで子供を巣から放り出す事が一般的である*14。
経緯
詳細不明。
ドワーフの旧王都「フェオ・ベルカナ」の王城で全員が暮らしている。
フェオ・ベルカナは、200年前の魔神の襲撃でドワーフ達が放棄した都市であるため、オラサーダルクたち(とクアゴアたち)が棲みだしたのは200年前以降となる。
また、ムンウィニア=イリススリム(現在の妃の1匹)が、ドワーフの西の都市「フェオ・テイワズ」でオラサーダルクと熾烈な戦いを繰り広げた後に迎え入れた*15。
財宝
オラサーダルクが溜め込んでいる財宝はアインズから「流石はドラゴン」と言われるほど*16。ドワーフのゴンドが見たところ、金の殆どが自然金であるらしく、ドラゴンの財宝を知覚する嗅覚で得たものなのかと発言している*17。
オラサーダルクの溜め込んだ財宝は相当な量であるが、財宝で出来た玉座の後ろにある、ルーン工匠によって作られた巨大な扉の奥にドワーフの宝物庫があり、その宝物庫を見たアインズは感嘆の声を漏らした*18。
その中には、かつて山脈周辺を支配した人間国家の金貨や、魔法職のアインズでも装備できるロングソードがあった*19。
この巨大な扉はどんな攻撃からもドワーフの財宝を守り続け、流石のオラサーダルクも諦めて爪研ぎに使う程度になった*20。
軍事力
全員が世界で最強の種族であるドラゴン。
そしてこの家族は、霜の竜(フロスト・ドラゴン)のみ。特徴は、飛行能力*21、冷気に対する絶対耐性、冷気のドラゴンブレスを使用可能。ドラゴンは基本的に成長の中で魔力系魔法をわずかにだが使えるようになる(オラサーダルクだと、第三位階なら3つほど使える*22)。
弱点は、炎の属性攻撃に脆弱性があること*23。
同じく山脈のカースト最上位に位置する霜の巨人はドラゴンでも侮れない存在である。
フロスト・ジャイアントもフロスト・ドラゴンと同じく冷気に対する完全耐性があるため、フロスト・ドラゴンの切り札である冷気のブレスは一切効果がない*24。
一族
- オラサーダルク=ヘイリリアル
- 一族の父親。最高位の年齢段階(エインシャント)まで成長したドラゴン。「竜王」の称号を持つ*25。いつの日かアゼルリシア山脈を完全支配することを目論み力を蓄えている。
- ミアナタロン=フヴィネス
- 妃の1匹。妃の中では最も若く、長く青白い角が突き出している*26。
- ムンウィニア=イリススリム
- 妃の1匹。オラサーダルクと領土争いを何度も繰り広げて敗北した*27。
- キーリストラン=デンシュシュア
- 妃の1匹。第一位階だが、信仰系魔法を使える唯一のドラゴン*28。4匹の子を生んだ*29。
- トランジェリット
- ムンウィニアの子供。オス。子供たちの中では最も腕力が優れている*30。
- 11巻でアインズに反抗して死亡したドラゴンは、アニメ4期7話でトランジェリットとして扱われた。
- ヘジンマール
- キーリストランの長男*31。オス。100歳以上*32。引きこもって本ばかり読むデブドラゴン。
- 母親から「あれでも頭の中身は詰まっている」と評価されている*33。
- その他
- 名前が出ていない子供たち。ヘジンマールより小さいドラゴンが9匹ほどいる*34。
関連項目
- 山小人(ドワーフ)の国
- 旧王都のフェオ・ベルカナの王城を塒にしている。王城を支配する時に鎧の像(ゴーレム)と戦った*35。
- クアゴア氏族
- 奴隷。自分たちに奉仕する存在。自分のために働くので、多少は願いを聞いてやるつもり*36。財宝は当然献上させる。
- 霜の巨人(フロスト・ジャイアント)
- 山脈の覇権を争う存在。冷気耐性と巨大な武器は侮れない。油断すれば部族が協力して攻めてくるだろうとしている*37。
- ヘジンマールが連れてきたスケルトン
- オラサーダルク「お前の無礼な態度を許して欲しくば、その衣装を献上せよ、スケルトン」
その他
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- *1 : 11-427、11-377:オラサー1匹,妃3匹、子供16匹ほど
- *2 : 11-191、11-225、【考察】:いつ徒党を組みだしたかは不明。200年前に放棄された、ドワーフの旧王都「フェオ・ベルカナ」の王城で暮らしていた。引っ越してきた可能性もある?
- *3 : 11-377
- *4 : 同じ国を運営した場合、20年後に国を裕福にしている順位。
- *5 : オーバーロード12巻作者雑感
- *6 : web学院-8(A面)
- *7 : 11-354
- *8 : 11-354
- *9 : 11-360
- *10 : 11-354
- *11 : 11-225,352
- *12 : 11-360
- *13 : 11-387
- *14 : 11-354
- *15 : 11-191,355,359
- *16 : 11-395
- *17 : 11-395
- *18 : 11-397
- *19 : 11-398〜401
- *20 : 11-353
- *21 : 11-379
- *22 : 11-377
- *23 : 11-351
- *24 : 11-355
- *25 : 11-351
- *26 : 11-355
- *27 : 11-359
- *28 : 11-355
- *29 : 11-358
- *30 : 11-359
- *31 : 11-358
- *32 : 11-358
- *33 : 11-358
- *34 : 11-377
- *35 : 11-229
- *36 : 11-353
- *37 : 11-355
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