冒険者・冒険者組合 | |
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画像 | |
詳細 | |
タイプ | 職業 |
リーダー | 冒険者組合長 |
種族 | 主に人間や亜人。 |
設立 | 約200年前*1 |
本拠地 | 組合を総括する本部は無い。 |
所在地 | リ・エスティーゼ王国 バハルス帝国 アーグランド評議国 竜王国 カルサナス都市国家連合 ローブル聖王国など |
Media | |
登場作品 | web 書籍 |
概要
冒険者とは、「対モンスター用の傭兵」である。
元々はスレイン法国が王国や帝国などに潜り込み作った組織*2。臨機応変な対応を求められる火滅聖典のチームと冒険者チームは構成が似ているので兄弟と言えるようなものらしい*3。火滅聖典は最小4人で様々な職業を修めた者で構成される*4。
設立から国境の垣根なく誰でも登録を行うことが可能で、国や都市にある冒険者組合に登録した冒険者たちが依頼を請け負い、それを達成することで難易度に応じた報酬を得る事ができる。
稀に遺跡や秘境の探索を行うこともあるが、そういった場所にいるモンスターは非常に強力であるため、本当の意味で冒険ができるのは、ごく限られた上位冒険者のみで、基本的な仕事は人の住む土地に出るようなモンスター狩りである。
組合の総本山のようなものは無いようで、各組合の組合長が取り仕切っている模様。
魔導国の冒険者は全く違うため別項目で取り扱う。
組織
冒険者組合は人々を守るために活動しており、国から独立した機関である。
組合は、国の政治や戦争には加担しない規約があり、それを守ることで国家を超えて活動が可能になっている。強大なモンスターと戦い続ける彼等は、能力の上昇(レベルアップ)が起こりやすく*5、銅(カッパー)級などの下位を除けば一般の兵より強い*6。そのため、亜人種や異形種への対抗手段と権力者から認識されており、金銭的な理由も大きいが、人材損失の面から基本的に徴兵されることは無い。
なお、レエブン侯の部下のような、引退した者たちを規約で縛ることはしていないらしい*7。
ただし、スレイン法国やバハルス帝国のように軍事力が高く、所属する兵でモンスターを処理できるような場所では冒険者の社会的地位は低くなっている。法国に冒険者組合は存在しない。冒険者組合から外れ、犯罪を含むどんな仕事でも請け負う者たちを、嘲笑や警戒を込めて請負人(ワーカー)と呼ぶ。
冒険者組合の規約
- 基本理念として、外の脅威から人間(種)を守る活動をする。*8
- 極力、人間同士の争いには首を突っ込まないという不文律がある。*9
- 中立を維持するために国家運営に関する活動には参加しないという不文律がある。*10
- 引退した者を除き、国家の下につかない。*11
- 依頼は、依頼のランク(難易度)に応じた冒険者でないと請け負うことが出来ない。*12
- 規定の金銭を受け取らず、無料で第三者?を治癒してはいけない。*13
- 市民の安全を脅かすようなものや、犯罪に関わることや、生態系を崩すような仕事は受け付けない。*14
- 組合が受けなかった依頼は公表しない?*15
- 組合の裏口から出入りすることは認められない?*16
- 他不明
依頼と冒険者プレート
依頼者が冒険者組合に依頼を申し込むと、組合はその依頼の調査団(裏取り)を派遣し、適正なランクに振り分けた後、ランクに応じた冒険者がその依頼を受ける*17。
組合は所属する冒険者を守るのと同時に、依頼の失敗が無いようにするため、非常事態の依頼はランクを高めに設定して、高位の冒険者に任せるようにしている。
書籍に記述はないが、web版では報酬の20%を調査料で徴収し、失敗の場合は罰金として、報酬の20%を依頼者へ返金しなければならない。(前金なら15%。なお、組合の調査料20%とは別。)*18
また、規約違反者には規約を守るよう圧力をかけたり、仕事を干したり、悪質な場合は組合お抱えの暗殺部隊が送られてくるという噂がある。*19
プレート
認識票であるプレートは全部で合計8段階あり、上位の金属プレートに行くほど評価され、同時に依頼の難易度と報酬も高くなる*20。プレートの昇級は試験を受けることで上位のプレートが与えられる。また、達成した偉業も考慮されるため、その限りではない。
どんな強さであっても実績がなければ信頼度は低く、モモンのような超人でも始まりは銅プレートで、墓地の事件解決がオリハルコン〜アダマンタイト級の偉業とみなされても、調査不十分という理由でミスリルプレートで一旦止まっている。
ランク | 説明 |
アダマンタイト | 数多の偉業を成し遂げた英雄的存在。人類の守り手。とは言えチームによって強さはピンきり。 |
オリハルコン | アダマンタイトほどではなくとも英雄に近い超上級冒険者たち。 |
ミスリル | かなり腕の立つ選りすぐりの上級冒険者たち。エ・ランテル(モモン登録以前)やエ・ナイウルで所属している最上位の冒険者はミスリル級だった。 |
白金(プラチナ) | 第三位階魔法が使える者がいる冒険者たち。白金級以上はその国の冒険者の約20%。*21 |
金(ゴールド) | 一国の精鋭兵並みの力がある冒険者たち。 |
銀(シルバー) | オーガやゴブリンを相手に出来る冒険者たち。よく訓練された兵士と同じくらい。 このランクの報酬だけで言えば、全身鎧が購入できる資産が作れる*22。 |
鉄(アイアン) | 村だったらかなり強いという評価が得られる強さの冒険者。 |
銅(カッパー) | 登録初期の駆け出し冒険者。未知数とも言える。 |
冒険者
冒険者は基本的にチームを組むが、ランクに合わない仕事は請けることが出来ないため、必然的に同じランク(実力)の者たちで構成される事が多い。
彼等は宿を拠点に寝泊まりをすることが殆どで、ランクの低いものたちの集まる安い宿、ランクの高いものたちが集まる良い宿でメンバーが探せるようになっている。
また、旅に生きる者も多く、拠点にしている国の国民という認識は薄いらしい。*23
web版
詳細は、「web:冒険者」参照
web版のランクシステムは全く違い、ノービス、E、F、D、C、B、A、A+、A++の順にランクがあり、現地世界の強さの指標の『難度』で仕分けされている。
エ・ランテルではランク区分はA+までしかない。どんなに強くてもA+が最上位。A+の上にA++のランクがあるギルド(組合)もあるらしい。エ・ランテルではA++は名誉職とも言われている。昇級試験を受けて昇級することは同じ。ノービスが張り切って無理をすると半分以上が死ぬ世界。
チーム一覧
アダマンタイト級冒険者 | ||
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所属国 | チーム名 | 構成メンバー |
リ・エスティーゼ王国 | 蒼の薔薇 | ラキュース、イビルアイ、ガガーラン、ティア、ティナ |
朱の雫 | アズス、ルイセンベルグ・アルベリオン | |
漆黒 | モモン、ナーベ | |
不明(引退) | ヴェスチャー・クロフ・ディ・ローファン、リグリット・ベルスー・カウラウ、ほか | |
バハルス帝国 | 銀糸鳥 | フレイヴァルツ、ケイラ・ノ・セーデシュテーン、ファン・ロングー 、ウンケイ、ポワポン |
漣八連 | 不明 | |
竜王国 | クリスタル・ティア | セラブレイト、ほか |
オリハルコン級冒険者 | ||
リ・エスティーゼ王国 | 元オリハルコン級冒険者チーム(引退) | ボリス・アクセルソン、フランセーン、ヨーラン・ディクスゴード、ルンドクヴィスト、ロックマイアー |
ミスリル級冒険者 | ||
リ・エスティーゼ王国 | クラルグラ | イグヴァルジ、ほか3名*24 |
天狼 | ベロテ、ほか | |
虹 | モックナック、ほか | |
四武器 | スカマ・エルベロ(女)、リリネット・ピアニ(女)、盗賊(男)、四武器魔法詠唱者(男) | |
白金級冒険者 | ||
金級冒険者 | ||
バハルス帝国 | スクリーミング・ウィップ | 4名?*25 |
銀級冒険者 | ||
リ・エスティーゼ王国 | 漆黒の剣 | ペテル・モーク ルクルット・ボルブ ニニャ ダイン・ウッドワンダー |
鉄級冒険者 | ||
リ・エスティーゼ王国 | 不明 | ブリタ |
不明 | 難癖を付けた冒険者達 | |
銅級冒険者 | ||
組合長
プルトン・アインザックエ・ランテルの冒険者組合長。元冒険者仲間のテオ・ラケシルも同じくエ・ランテルの魔術師組合で組合長をしている。アニメでは白髪のアフロ。元ミスリル級の組合長王都リ・エスティーゼの冒険者組合長。40代ぐらいの女性。*26
小ネタ
- 第三位階の魔法が使える者は、白金級の力があるとされている。*27
- 白金級以上はその国の冒険者の約20%。*28
- 王国の冒険者はおよそ3,000人。*29
- ガゼフ・ストロノーフはアダマンタイト級冒険者を超えるとされる人物。*30
- 元々は法国が各国に潜り込み作った組織*31。
- 冒険者チームと火滅聖典のチームは構成似ているので兄弟と言えるようなものらしい*32。
- パルパトラ・オグリオンは、かつてはオリハルコン級と言われるほど実力のある冒険者だったが、所属する最悪の類の組合長を殴ってワーカーになった。*33
- 今ではどこの国でもやっているが、モンスターを狩って組合から報奨金がでるのは、五年ほど前にラナー王女が行った政策のおかげ*34。
- モンスターの特定部位を組合に持ち込むことで、組合から報奨金が出る。ゴブリンのような亜人は耳である場合が多い。*35
- アダマンタイト級は希少な存在であるため、組合に与える印象はともかく、かなりのワガママが可能である。
- 聖王国のアダマンタイト級冒険者の存在は不明で、会話にすら挙がっていないのでいない可能性が高い?
WEB版小ネタ
- 第三位階の魔法が使える者は、Bクラスの力があるとされている。*36
- Aクラスはその国の冒険者の約2%。王国では40人程度。*37
- 王国の冒険者はおよそ2,000人。*38
- ガゼフ・ストロノーフはA+冒険者を超えるとされる人物。*39
- A+は王国に二つ、帝国に二つ、アーグランド評議国に四つ、ローブル王国に一つパーティーがいる。A++の話題が出なかったので、近隣にA++のパーティーがいないか、A++の区分が存在しないかのどちらかと思われる*40。
- A+クラスパーティーは1,000人以上の兵士に勝利すると言われている。*41
- 評議国の冒険者は亜人が基本。(web:設定)
- *1 : 考察:イビルアイ「冒険者組合が出来たのは魔神との戦いのあと」:5-118
- *2 : 5-118、15-135
- *3 : 15-135
- *4 : 15-135
- *5 : 6-098
- *6 : 9-169
- *7 : 9-171
- *8 : 6-073
- *9 : 6-073
- *10 : 6-242
- *11 : 9-170 10-109
- *12 : 2-063
- *13 : 7-042
- *14 : 7-041
- *15 : 8-349
- *16 : 8-347
- *17 : 冒険者の依頼システム:7-041
- *18 : web:冒険者
- *19 : 6-073
- *20 : 2-041
- *21 : 3-213
- *22 : 2-033
- *23 : 9-170
- *24 : 3-236
- *25 : 7-110:「冒険者が(漆黒とスクリーミング・ウィップを合わせて)合計六名」との発言から
- *26 : 6-272
- *27 : 3-213
- *28 : 3-213
- *29 : 3-213
- *30 : 3-214
- *31 : 5-118、15-135
- *32 : 15-135
- *33 : 7-106
- *34 : 2-074
- *35 : 2-125
- *36 : web:「検討-1」
- *37 : web:「検討-1」
- *38 : web:「検討-1」
- *39 : web:「検討-1」
- *40 : web:「検討-1」
- *41 : web:「検討-1」
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