PR

アルチェル・ニズン・エイク・フォンドール

「財を貯めているようだが、税金は支払っているのか?」

メインデータ
画像
名前アルチェル・ニズン・エイク・フォンドール
種族人間種(人間)
異名
役職リ・エスティーゼ王国の儀典官
貴族派閥所属
住居リ・エスティーゼ王国
属性カルマ値:?
種族レベル人間種のため種族レベル無し
職業レベル?.Lv
サブデータ
誕生日身長
年齢老人性別
趣味家族
登場web備考薄らハゲ

概要 

アルチェル・ニズン・エイク・フォンドールとは、リ・エスティーゼ王国カルネ村を救った謎の魔法詠唱者(アインズ)を王都に招待するために向かわせた儀典官である。

書籍には登場していないが、フィリップの父親の名前がアルチェルになる予定があったがボツになった。作者曰く「きっと仔山羊に潰されているよ!」とのこと*1。

オバロキャラでも屈指の大馬鹿者と読者間で評判だったが、本物のバカが桁の違いを見せたので、バカキャラの一人というところまで格が下がった。

外見

貴族で高齢な男。
皮膚はしわだらけで骨と皮しかないと思えるほど痩せている。髪は殆ど残っていない上に白く細いためにハゲて見える。そんな見た目はスケルトンやリッチと言ったモンスターに似ていると言っても暴言と言い切れない姿*2。

性格

相手の何処かが嫌いになると、やることなすこと全てが嫌いになるタイプ。そのせいで、web版アインズの貴族の知識や教養の無さと豪華すぎる服装の不一致に劣等感を燃やしてしまい、ナザリック内部に入った時にそれを最悪の形で爆発させた。
建前上の忠誠心を王に見せることもあれば、儀典官としては他国に赴いたこともあるので、貴族としての知識や教養はキチンと持っている模様。礼儀のなってないアインズに対しても仕事は仕事として割り切って行った。

強さ

アイテム

  • 王家の紋章が入った国王直筆の感謝状

作中の動向(webのみ) 

アルチェルは、作中「会談-2」にて初登場する人物である。帝国の騎士たちに襲われていたカルネ村を救ったアインズに対し、感謝の意を伝え、さらには王都への招待を行う儀典官として、ナザリック地下大墳墓に派遣される。同時に、所属する貴族派閥からアインズの調査を密かに命じられていた。
なお、web版ではナザリックの正確な位置情報は転移初期に流されている。

ナザリックへの訪問
アルチェルは、従者のクロードらと共に、辺境の田舎にある墓地(ナザリック)に派遣される。平原でユリ・アルファと会話を交わしながら待機していると、墓地に隣接するログハウスからアインズが現れる。そのあまりにも豪華な衣装に、アルチェルアインズの地位や権力を測りかね、対応に困惑する。

しかし、礼儀作法に疎いアインズの態度に「なぜこんな男がこのような服を着ているのか」と嫉妬心を抱き、次第に不快感を募らせていく。

ナザリック内部と誤解
アインズの招待を受け、ナザリック内部に足を踏み入れたアルチェルは、そこで目にした絢爛豪華な光景に目を奪われる。

しかし、彼はこれらの宝物が王国の領内にある公共の墓地に隠されていた財宝であり、アインズが不当に独占していると決めつけアインズを問い詰めるさらに、本来なら自分の手元に渡るはずだった財宝をアインズが奪ったと誤解し、憤りを深める。

悲劇的な結末
かつての仲間との思い出を侮辱されたことに激怒したアインズは、巻物を使用し《サモン・モンスター・10th/第10位階怪物召喚》でケルベロスを召喚する。明確な殺意を前に、クロードがアインズに必死に謝罪する一方、アルチェルは「蛮人」と見下した相手に頭を下げることを拒み、謝罪を渋る。

ようやく口にした謝罪も、不貞腐れた子供のような不誠実な言葉にすぎなかった。結果、アルチェルはケルベロスに噛み千切られ、死体はナザリックとエ・ランテルの中間にばら撒かれる。表向きは「モンスターに襲われ、ナザリックに来なかった」とされている。

なお、アルチェルの死後間もなく、ジルクニフを乗せたバハルス帝国の一団がナザリックに到着した。

余談
アルチェルが訪れた時点で、アインズはどの国を後ろ盾にするか模索している段階だった。

王国に対しては、凶悪な吸血鬼カーミラ対策など好意的な情報を提供していた。もしアルチェルアインズに丁寧な態度をとるか、アインズを王都に迎えるための馬車を適切に用意できていたなら、王城への招致が実現していたかもしれない。

しかし、その場合、王城にいる貴族派閥の態度が原因で、アインズの怒りが王城で爆発する可能性も高かっただろう。


相関

  • クロード・ラウナレス・ロキア・クルベルク
    自分の派閥ではより権力がある護衛の騎士。
  • アインズ・ウール・ゴウン
    教養がなく、知識もない。脳みそがないぶん、手駒としては使える人物。

小ネタ

  • 王国で墓地は、個人が一区画を所有している場合を除いて、基本的に国の所有物。または神殿のもの。

脚注

  • *1 : 10巻雑感
  • *2 : web会談-2

コメント

スポンサーリンク