死の宝珠

概要

死の宝珠とは、「知性あるアイテム（インテリジェンス・アイテム）」である。
ハムスケの飴玉。

効果は、アンデッドへの支配力を補佐し、死霊系の魔法を数種類1日あたり数度使えるようになる。
デメリットとして、所持者が人間である場合は、支配し操ることが出来る力を持っている。

ただし、精神操作対策がある場合や、亜人種と異形種はこの効果を受けない*2。
web版ではナーベラルに対し精神攻撃で支配を試みたが失敗している*3。精神が揺らぐような描写があるため、書籍とは設定が違うらしい。

外見

黒い鉄のような輝きを持つ無骨な珠。
磨かれてもいないし形も整っていない為、珠というより原石に近い見た目。
河原にでも行けば似たようなものがありそうなほどで、到底価値があるようには見えない*4。

余談だが、公式人気投票では非常にシンプルなイラストが投稿された。
ある意味的を射ている。

性格

一人称は「我」。二人称は「汝」だが、書籍ではアインズが相手のため丁寧な口調になっている。
喋り方はやや仰々しく、古風な堅物を思わせる。
アインズの絶対的な”死”の気配を感じ取り、ナザリックNPCのような熱狂的な忠誠心をアインズに思い出させている。

強さ

不明。
負のエネルギーを溜め込み、それを媒介（MP？）にしてカジットのスケリトル・ドラゴンを召喚するのを補佐している。
また、本来は単体ごとにしか効果のない《クリエイト・アンデッド/不死者創造》を、複数体同時に発動させていた*5。
魔法詠唱者の能力がないハムスケが使用しても何らかの効果を発揮し、エルヤー程度なら瞬殺。
相手がクレマンティーヌ並の強さじゃないと対応できないほどにハムスケの戦闘力を引き上げることが可能*6。

魔法

相関

• カジット・デイル・バダンテール
  • 元所持者。死の螺旋のために使用されていた。
• スケリトル・ドラゴン
  • 3メートルの巨大な骨ドラゴン。恐らく全高3メートルと思われるが、アニメでは明らかに3メートルよりでかい。
• アインズ・ウール・ゴウン
  • 偉大なる”死の王”。その忠実なシモベになるために生まれたと悟ったが……
• ハムスケ
  • 飴玉としてたまに喋る。残念ながらドラマCDでは効果音のみで声優は付かなかった。
• ナーベラル・ガンマ
  • web版では戦闘後、ナーベラルの所持品になった。

その他

• アニメと劇場版では喋るシーンや忠誠を誓うシーンは全て省かれた。

web版

同じくカジットの所持品として登場。
ナーベラルを操作して死をバラ撒こうとしたが、ナーベラルに抵抗され失敗した。
現地の珍しいアイテムとしてアインズに献上され忠誠を誓う。
その後はナーベラルに下賜されて彼女からナザリックの教育を受けたはずだが、以降の登場は無い*7。

そのあたり、極々たまにハムスケと会話するだけ書籍はまだ出番があると言える。
作者は忘れていない模様（一応10巻で出たことは出た）。

• *1 : web：昇級試験-3
• *2 : 死の宝珠の効果：2-366
• *3 : web前編：昇級試験-3
• *4 : 死の宝珠の外見：2-316、365
• *5 : カジットの弟子のゾンビ化：2-316
• *6 : 7巻雑感
• *7 : web：昇級試験-3