ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクス

「(あー、心が安らぐ。ここに来て初めて、安らいだ感じがする。もう……帰ってもいいかもなぁ)」

メインデータ
画像
名前ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクス
jircniv rune farlord el nix
種族人間種(人間)
分類現地出身
異名鮮血帝
役職バハルス帝国皇帝
住居バハルス帝国帝城
属性カルマ値:?
種族レベル人間種のため種族レベル無し
職業レベルエンペラー(一般)
ハイエンペラー(一般)
カリスマ(一般)
など
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サブデータ
誕生日上風月1日身長
年齢22歳性別
趣味他国の情報を収集し自国の状況と比較・検討する事家族正妃無し
登場web 書籍声優櫻井孝宏
人気投票22位備考  

概要

 ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスは、バハルス帝国の皇帝である。貴族からは畏怖され、臣民からは尊敬される、歴代最高の皇帝と謳われている。一方、多くの貴族を粛清した事から「鮮血帝」と呼ばれ、近隣諸国から恐れられている。

 王様優秀度*1は、12キャラ中、2位(化け物)である*2。

外見

 眉目秀麗。金髪に、濃い紫で切れ長の瞳をしている。足はすらりと長い。生来の支配者のオーラを身に纏っている。

性格

 生まれながらの支配者。
 部下たちが不安にならないよう、薄く笑みを浮かべて堂々とした立ち振舞をすることで、強い皇帝を演出しているところがある。

 自分の子供に対する愛情は持っておらず、将来の妃が生んだ子供が優秀でなければ愛妾の優秀な子供とすげ替えようと思っている。これは実父である前皇帝が実母である皇后に毒殺された事や、即位直後に自身の兄弟の幾名かを処刑した事により心の一部が壊れたためである*3。

 web版では落ち着き払った皇帝らしい態度を崩すことは殆どなかったが、書籍では一人の時は喚き散らしたり、部下に愚痴をこぼしたり、ストレスでハゲてきたりとだいぶ人間味が増した。

 脳内嫌いな女ランキングでは、籠の中の鳥でありながら帝国の動きを読むラナーがここ数年にわたり常に1位で、ドラウディロンが若作り婆として2位を守り通している。

 また、ローブル聖王国のカルカ・ベサーレスのことを、王としては綺麗過ぎて八方美人、才能はあるはずだが間違っているところが不愉快として嫌っている*4。

賢さ

 代々優秀な者が続いた歴代皇帝と比べても圧倒的な才覚を持っているが、デミウルゴスから「中途半端に賢い」と評されている。

 アインズに対して、先に間違った情報や考察を前提に組み立ててしまい、アインズ・ウール・ゴウンを自身を凌駕する鬼謀の持ち主と思い込んでいる*5。
 そのため、本当は場当たり的なアインズの行動を勝手に深読みしてしまって頭を悩ませる羽目になっている。最近では彼の事を考えるとストレスで胃がキリキリと痛み出し頭髪も抜け落ちてくるようになった。

装備

  • 精神防御のネックレス
  • 魔法防御を施された魔獣の皮のマント
  • 一角獣の指輪(リング・オブ・ユニコーン)
  • 魔法の力を宿すペンダント(ペ・リユロに贈った物)*6

アイテム

  • 快適な車輪(コンフォータブル・ホイールズ)*7
  • 軽量な積荷(ライトウェイト・カーゴ)*8

略歴

 10代前半の頃、前皇帝の父親が不慮の事故(皇后による毒殺)で死亡後に即位。即座に母方(皇后)の貴族家を皇帝暗殺の容疑で断絶。兄弟たちを次々に処刑。皇后も事故死する。反対勢力の有力貴族たちを皇太子の頃に掌握した騎士団の武力を背景に掃討。忠誠を尽くすものだけを残して中央政権を確立し、鮮血帝と呼ばれるようになる。
 さらに無能者たちの貴族位を剥奪し、優秀であれば平民でも取り立てる政策を取ることで権力を盤石にしていった。

 作中では、リ・エスティーゼ王国のカルネ村に現れた謎の魔法詠唱者アインズ・ウール・ゴウンについて、フールーダと話し合う場面で登場。
 ナザリック地下大墳墓なる勢力の存在する事を知ると同地を調査するため、捨て駒である貴族を誘導しワーカーを送り込ませた。自分の痕跡が残らないように誘導したはずであったが、ナザリックの使者から恫喝にも近い要求をされると、謝罪をするため部下を率いナザリックに向かう。
 ナザリックではアインズと同盟を結び、魔導国建国を勧めた。王国に宣戦布告しアインズに魔法の行使を依頼した事が結果的にカッツェ平野での大虐殺のきっかけとなった。表面的には魔導国との同盟を維持しながらも、本心では魔導国を人類共通の敵と認め周辺諸国と対魔導国での同盟を模索した。

 魔導国建国後しばらくして帝国闘技場で秘密裏にスレイン法国と国内の急進派である神殿勢力との会合を持とうとするが、突如現れたアインズのせいで台無しとなる。法国からの信用が失墜しアインズとの謀略戦に完全に敗北したと思い込んだ事でアインズに属国化を願い出る。魔導国に従属してからは、ストレスから来る胃痛や頭髪の抜け落ちも無くなり、肩の荷が下りた晴れやかな心持で毎日を過ごしている。
 アインズに拝謁する際、待合室で出会ったペ・リユロとは、両者とも同じ境遇であったため、あっという間に親友となり、本心を語り合える間柄となった。

web版

 大虐殺まではおおよそ同じ。
 書籍では会談前に早々と裏切ったフールーダだったが、こちらではフールーダを臣下から外してアインズへの弟子入りを許可している。
 以降はアインズ・ウール・ゴウン辺境侯の恐るべき智謀に悩まされながらも対策を講じている。

相関

  • アインズ・ウール・ゴウン魔導王
    • 自分を遥かに超える鬼謀の持ち主に違いない。打つ手なし。きっと自分が初のハゲた皇帝になるだろう。
  • フールーダ・パラダイン
    • 裏切り者。web版では割り切った対応を取ったが、書籍では相当なショックを受けた。
  • ロクシー
    • 才能が無くても子を愛せる理想の母親としての面を持つ。正妃にはラナーを推している。
  • ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ
    • 脳内嫌いな女ランキングで数年間1位*9。画期的な政策は帝国でも取り入れている。
  • ドラウディロン・オーリウクルス
    • 同ランキングの2位。竜王国の国王。若作り婆。
  • カルカ・ベサーレス
    • ローブル聖王国の聖王女。優秀なのに八方美人な政策をするので嫌っている。
  • カベリア都市長
    • カルサナス都市国家連合のベバードを治める都市長。好みの女。
  • ガゼフ・ストロノーフ
    • 王国最強の戦士。かつて戦場で勧誘を試みた。
  • ペ・リユロ
    • 深い友情で結ばれた、ジルクニフにとっては初の友。

小ネタ

  • 腹話術の特技がある*10。

  • *1 : 同じ国を運営した場合、20年後に国を裕福にしている順位。
  • *2 : オーバーロード12巻作者雑感
  • *3 : 9巻 巻末キャラ紹介
  • *4 : オーバーロード12巻作者雑感
  • *5 : オーバーロード10巻作者雑感
  • *6 : 13-309
  • *7 : ジルクニフの馬車に使われている
  • *8 : ジルクニフの馬車に使われている
  • *9 : 9-027
  • *10 : 9-066

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