「少しでも良い王国を次の――我が子に残したい」
メインデータ | |||
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画像 | |||
名前 | ランポッサⅢ世 Ramposa Ⅲ*1 | ||
種族 | 人間種(人間) | ||
分類 | 現地出身 | ||
異名 | ? | ||
役職 | リ・エスティーゼ王国国王 | ||
住居 | ロ・レンテ城 | ||
属性 | ? | カルマ値:? | |
種族レベル | 人間種のため種族レベル無し | ||
職業レベル | ? | ?.Lv | |
合計 | ? | ||
登場 | 『オーバーロード3 鮮血の戦乙女』 | ||
サブデータ | |||
誕生日 | ? | 身長 | ? |
年齢 | 満60歳 | 性別 | 男 |
趣味 | ? | 家族 | 5人の子女 |
登場 | web 書籍 | 声優 | 長克巳 |
※上記は登場初期
概要
ランポッサⅢ世は、リ・エスティーゼ王国の国王である。書籍では在位39年(webでは41年62歳*2)。
年齢的には王位継承をしていてもおかしくなかったが、第一王子と第二王子が貴族の傀儡になることが目に見えていたため、長期の在位となっていた*3。
作者の王様優秀度*4は、12キャラ中、7位(失敗はないが、大きな成功もない)である*5。
外見
健康的でない痩せた体、ほつれた白髪で顔色は良くない。手は枯れ木のように細い。
かつての争いで膝を痛めているため、歩行時には杖を付く*6。
性格
王として慈悲深く、民が暮らしやすい国を作ろうと苦心している。私欲に溺れてはいないが、長男を哀れむ余り、代替わりの機会を逸するなど優しすぎる面も持つ*7。
己の懐刀であるガゼフ・ストロノーフを強く信頼しており、彼の死亡を知った時は悲嘆と動揺から激しく取り乱して醜態を晒したという*8。第二王子のザナックは「慈悲深いがそれだけの人間、だが補佐する人材には恵まれている。己より優れた人材を集めることに秀でている*9」と評価している。
装備
- 王冠
- 王笏
- 戦時に身につける鎧
略歴
- 登場時点で即位39年、齢60歳の国王。
- 王派閥と貴族派閥によって国が二分することのないよう注意している。
- 先代の王達が対応を後回しにして積み重なったツケを支払っている最中。
- 貴族派閥の横槍に腐ること無く民の暮らしやすい国を作ろうと行動している。
- ランポッサⅢ世の存在は、平民のために命を張る貴族などいないと考えていたガゼフの価値観を大きく変えた。
- 作中初登場は、カルネ村を救ったアインズ・ウール・ゴウンの報告を受ける宮廷会議の場面。
- 会議では、貴族たちの権力争いや形式的な会話に辟易し、「帝国(絶対王政)が羨ましい」と呟くシーンが描かれた。
- 王国の悪魔襲撃事件では、ラナーの提案を受け入れ、危険を承知で前線に出陣。
- この行動により王派閥が有利な状況となるが、派閥間の均衡が崩れる結果となった。
- 数か月後、王国軍は帝国軍および魔導国軍の連合軍と対峙。
- 魔導王の魔法により王国軍は壊滅的被害を受け、ランポッサ自身も死地を辛くも脱出。
- 魔導国にエ・ランテルを割譲することが満場一致で決定。
- この戦いでガゼフは魔導王との一騎打ちに敗北し死亡。
- ガゼフの死を知ったランポッサは、悲嘆と動揺から激しく取り乱し、醜態を晒したとされる*10。
- ガゼフの蘇生をラキュースに依頼するが失敗。
- ガゼフ自身が蘇生を拒否した可能性がある。
- ラキュースに蘇生を断られた可能性がある(イビルアイの「死者の言葉は生者の言葉より強い力を持つ*11」という台詞が示唆)。
- 怒りからランポッサはラキュースに顔の傷をつけた(実際の傷か比喩かは不明)。
- 大虐殺後、第二王子ザナックが隠していた能力を発揮。
- 魔導国による聖王国支援部隊襲撃事件が発生。
- 魔導国の使者アルベドが来訪。
- ランポッサは自らの首を差し出す提案を行うも、アルベドに拒絶され、宣戦布告を受ける。
- 魔導国の情報封鎖により侵攻情報が王国内に届くのは1ヶ月遅れる。
- ザナックとラナーを逃がす準備を進めていたが、交渉が不可能と判断したザナックによってランポッサⅢ世は監禁される。
- ザナック率いる40万の軍勢が魔導国軍に敗北し、王都に魔導国軍が迫る。
- ランポッサは監禁から解放される。
- 王冠や王笏など王国を象徴する品々を魔導王に引き渡す準備を始める。
- ラナーから「品々を隠せば破壊活動を抑えられる」との提案を受け入れる。
- クライムに品物を託した後、ランポッサはラナーと二人きりになり、何らかの薬瓶をラナーに渡す(恐らく自害用)。
- ナザリックがラナーを受け入れるための演出として死体となって登場。
- 死亡経緯は不明だが、状況からラナーがレイザーエッジで斬殺したと推測される
相関
- バルブロ・アンドレアン・イエルド・ライル・ヴァイセルフ
- 長男。第一王子。剣の腕が立つ。ボウロロープ侯達などから王に推薦されている*12。
- ザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフ
- 次男。第二王子。レエブン侯から王に推薦されている*13。
- ペスペア侯夫人
- 長女。第一王女。ペスペア侯に娶られた*14。
- ペスペア侯は派閥に関係なく多くの貴族から王に推薦されている*15。
- 次女
- 第二王女。詳細不明。
- ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ
- 三女。第三王女。スペアのスペア。内政の天才で様々な発案をする。
- ガゼフ・ストロノーフ
- 信頼厚き忠臣。周辺国家最強の戦士。
- エリアス・ブラント・デイル・レエブン
- 派閥を行き交う蝙蝠という形で国の内紛を阻止している一番の功労者。
- パナソレイ・グルーゼ・デイ・レッテンマイア
- 王直轄領のエ・ランテルの都市長。
- 黒い仔山羊が「殺してはいけない4人」は誰か
- 大虐殺で死ななかったため候補に挙げられる。
小ネタ
- 魔導国と開戦した後、ザナックとラナーを都市国家連合に使者として逃がすつもりだった*16。
- 14巻雑感によると、「アルベドに勝った人」とある。謝罪のために自分の首を差し出した事がアルベドの予測を超えたという意味と思われる。
- 14巻雑感によると、シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ*17が使えたらアインズたちに勝てたらしい。
- *1 : アニメ「オーバーロードⅡⅢ」完全設定資料集-46
- *2 : web諸国-1
- *3 : 3-152
- *4 : 同じ国を運営した場合、20年後に国を裕福にしている順位。
- *5 : オーバーロード12巻作者雑感
- *6 : 3-160
- *7 : 9-146
- *8 : 10-158
- *9 : 14-163
- *10 : 10-158
- *11 : 10-143
- *12 : 9-128
- *13 : 9-128
- *14 : 9-127
- *15 : 9-128
- *16 : 14-303
- *17 : 『金色のガッシュ!!』の最終決戦で登場した魔法。
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