「私はわかったんです! 陛下こそが正義だと!」
| メインデータ | |||
|---|---|---|---|
| 名前 | ネイア・バラハ neia baraja | ||
| 種族 | 人間種(人間) | ||
| 分類 | 現地出身 | ||
| 異名 | 凶眼の狂信者 顔なしの伝道師*1(通称「顔なし*2」) | ||
| 役職 | 聖王国解放軍従者 | ||
| 住居 | ホバンス一等地(実家) | ||
| 属性 | ? | カルマ値:? | |
| 種族レベル | 人間種のため種族レベル無し | ||
| 職業レベル | パラディン セイクリッド・アーチャー エヴァンジェリスト ファウンダー | 2.Lv 3.Lv 2.Lv 4.Lv | |
| 合計 | 種族0.Lv 職業11.Lv 合計11.Lv | ||
| 登場 | 『オーバーロード13聖王国の聖騎士(下)』-555 | ||
| サブデータ | |||
| 誕生日 | 上風月1日 | 身長 | シズより大きい*3 |
| 年齢 | ? | 性別 | 女 |
| 趣味 | 魔導王の素晴らしさを語り合うこと | 家族 | 両親戦死 |
| 登場 | 書籍 | 声優 | 青山吉能 |
概要
ネイア・バラハ(狂信者)は聖王国の激動の中で一度死亡したが、アインズの魔法で蘇生した少女である。本人は死亡したことを自覚していない。
アインズが現れたことで正義とは何かを悟ったネイアはアインズ・ウール・ゴウン魔導王の熱烈な信奉者となり後に教祖となった。
ネイア(狂)の考える正義とは、力を持ち、その力を正しいことに使うことが出来る存在、つまり『魔導王が正義』の形になっている。逆に「(正義の足を引っ張る)弱さは悪*4」「誰も助けることが出来ない弱者は悪*5」と考えているが、弱いままでいないために、訓練などで強くなることを目標にしている*6。
彼女の言う「弱者」とは正義を果たすことが出来ない者を言うらしい。現在進行形で魔導王がいかに素晴らしいかの説法を繰り返し、次々と同胞を増やしている。
ネイア(狂)はヤルダバオト戦以後に女教祖「顔なし」になったとされている*7。
教団名は不明。
外見
あまりに眼が怖すぎるため、アインズはバイザー型ミラーシェードを彼女に貸し出した。
彼女はアインズの「常時戦闘準備だから外さなくていい」という言葉を真に受け、魔導王陛下の合理的で深い考えに感服している。バイザーのお陰で人間関係構築が楽になっているが、外した時はどこかで悲鳴が上がるか、話している相手がたじろぐ。
その他に豪王バザーが装備していた亀の甲羅のような鎧と、アインズから借りた様々なマジックアイテムを装備している。
特にアルティメイト・シューティングスター・スーパーの光り輝く美しさは他者の目を引いている。これらの借りたアイテムはアインズに返却済み*8(アニメではそのまま譲り受けた)。
身長はシズより大きいが*9、ゼルンの王子救出作戦時に「ネイアよりも大きなメイス*10(シズの身長ほどもあるサイズの武器*11)」と記載されており、矛盾している。
性格
魔導王が正義であると信じて疑わない狂信者の少女。
とは言え、ヤルダバオトと亜人軍に蹂躙される聖王国の弱さとは対象的に、圧倒的な力で次々と状況を打破していくアインズを間近で見ていたことが原因なので仕方がないとも言える。
そんなアインズから正義を実行するためには力が必要だと感じ始める。
乱戦の最中、雄々しく自分を守るアインズの姿を見て、アインズこそが正義そのものと悟りを得た。
以後、同じくアインズの力を見た民衆や、部隊の仲間たちと魔導王の素晴らしさについて語り合うようになる。
基本的に魔導王優先主義であるが、聖王国も大切なものであることを忘れていない。魔導王が死亡した時はかなり狼狽したが、反面教師の教訓から部下に当たらないように心がけた。
強さ
一度死亡したことでレベルダウン。アインズの第九位階信仰系魔法《トゥルー・リザレクション/真なる蘇生》で蘇生(ワンド発動)。
戦争中、シズ引率の作戦行動や、元々持っていたサーヴァントのクラス置き換え効果、そして魔導王の素晴らしさを観衆に説いて回ることで様々なクラスを所得した。
しかしバランスは悪い。転移後の世界は経験でクラスを自動修得してしまう仕様なのでしょうがない。
セイクリッド・アーチャーのスキルなのか、遠距離攻撃に聖なる力を付加できるようになった*12。
その他に、特殊技術で他者の思考を誘導(及び洗脳)することができるが本人に自覚はない。ネイアの能力では心に傷を持つ者にしか効果を発揮しない*13。
「最近得た特殊な力」というものがあるらしい*14。効果は不明。13-473のベルトランが暗い感情になったときに使うことを考慮したため、精神に作用する何かと思われる。
装備
- ローブ
- 聖王国の紋章入りの上着
- 従者用の剣
- アインズから借り受けたアイテム(返却済み*15)
- アルティメイト・シューティングスター・スーパー
- 亀の甲羅(タートルシェル)
- 精神防壁の冠
- 射手の小手
- 《ヘビー・リカバー/重傷治癒》が使えるようになるネックレス
- バイザー型ミラーシェード
- 1円シール
- 教団で使用する仮面*16
スキル
魔法
- 《ヘビー・リカバー/重傷治癒》(装備品のネックレスから発動)
作中の動向
蘇生と正義の確信
都市の籠城戦で死亡したネイアは、アインズから蘇生を受け、その絶対的な安心感から魔導王が正義であると確信するに至った。アインズと共に周辺の捕虜収容所を襲撃し、捕虜を解放した結果、解放された民衆の中から弓の得意な者が割り当てられ、彼女は弓兵隊の隊長となった。
魔導王の敗北
ヤルダバオトと戦うアインズの姿を遠くから観戦したネイアは、超弩級の魔法の応酬に心を奪われた。
戦いはアインズの敗北に終わり、彼女は王兄カスポンドにアベリオン丘陵に落ちた魔導王の救出部隊を直訴するが、協力者の必要性を説得される。ヤルダバオトを裏切った藍蛆ゼルンの協力を得るため、アインズが戦いの間に支配権を奪ったメイド悪魔のシズと共にカリンシャに潜入し、ゼルン側の条件であった王子ビービーゼーの救出に成功した。
その際、ヤルダバオトの側近悪魔である頭冠の悪魔サークレットと交戦し、勝利に大きく貢献した。
支援団体設立
カリンシャ奪還戦にも参戦したネイアとシズは、この戦いで多くの民に認知され、輝くアルティメイト・シューティングスター・スーパーを持つネイアは英雄的存在となった。ネイアはアベリオン丘陵方面に落ちたアインズの捜索のため、支援を求め支援団体を設立した[1]。アインズを助けた際のメリットや、その尊く偉大な行いを民衆の前で雄弁に語るようになった。
ヤルダバオトの再来
北部聖王国軍と南部聖王国軍が合流し、勝利が目前かと思われたところでヤルダバオトが出現し、解放軍は窮地に陥った。絶体絶命と思われたその時、丘陵方面から一万の亜人の軍勢を率いるアインズが登場し、ヤルダバオトと一騎打ちを行い勝利した。
アインズの帰国とネイアの決意
ヤルダバオトの敗北により亜人側は瓦解し、聖王国解放軍は首都ホバンスを奪還した。
その後、アインズが帰国する日に「君ならばこの国を立ち直らせることができるはず」とアインズから期待をかけられたネイアは、聖王国や自身がアインズから受けた恩義を返すべく、自分が得た真実を国に広く知らしめるために進み出したのだった。
女教祖「顔なし」
「弱者のまま努力しない者は悪であり、全員が強者になるべく努力すべきである」
ネイア(狂)はヤルダバオト以後に教祖となったとされている[2]。
教団名は不明。本名を隠しているわけではないが、「顔なし」の異名が知れ渡っている。ネイアは人前に出る際は仮面を付けている。その理由は教団の構成員から禁忌のように扱われ、誰も語ろうとしない。
宗教よりも共同体に近いらしく、四大神を信仰しているため、聖王国では宗教論争にならず、現聖王のカスポンド・ベサーレスはこれを黙認している。教団の教えは北部では広く支持されているが、支配者の立場を揺るがしかねない教えは南部で排斥されているらしい。
14巻の段階で教団の印章は聖王国の国璽の隣に押されている。聖王国では国璽を押す場合、神官長(神殿)の印章を並べて押す場合が多い[3]。カスポンドが聖王となった時は神殿の印章が使われていたが、ネイアの教団は急激に力を増し、14巻の段階で神殿に取って代わったらしい。リ・エスティーゼ王国の外務尚書は、神殿を取り込んだか、神殿以上の権力を得たのだろうと予測している[4]。
関連項目
- アインズ・ウール・ゴウン魔導王
- 力を正しいことに使用する絶対の正義。魔導王陛下の庇護こそが聖王国に必要。
- シズ
- シズ先輩。陛下を慕う者同士意気投合した。何かあるたびに可愛くない可愛くないと言ってくるから流石に傷つく。
- ビービーゼー
- ゼルンの王子。体の跳ねさせ方で何を考えているのかだんだん分かってきた……。
- 支援団体
- 非公認ファンクラブ
- 丘陵地帯に落ちた魔導王を捜索するために設立された魔導王救出部隊*18。メンバーは3万人で続々と増えている(カリンシャ奪還後*19)
- 支援者の集い『魔導王陛下への感謝を抱いて』などで魔導王の素晴らしさを説いている。
- ベルトラン・モロ
- 支援団体の秘書的存在。40代半ばの男性。頭頂部の薄さが目立ち始めている*20。
- ネイア・バラハ
- 正義とは何かまだよく分かってなかった頃の自分。今は胸を張って言える!
その他
- 13巻では表紙と折り込みと5章以外の扉絵全てがネイア。キャラ紹介は12巻と合わせて2回あるという破格の待遇を受けた。聖王国編の主役と言っても過言ではないだろう。
- 「『クラス考察9』Tomb of the Overlord オーバーロード 元ネタ考察 備忘録」様
- 作者が公開した「生存確率の非常に高いナザリック侵入方法」(togetter)によると、ネイア(狂)がナザリックを訪れた場合、プレアデス全員になでまわされ、アインズからお土産を貰い、スキップしながら帰れる*21。
- ネイアのことはアインズにとって強く印象に残ったらしく、15巻において度々「目の怖い少女」として思い出している*22*23。
脚注
- *1 : 13-441
- *2 : 14-025
- *3 : 13-453
- *4 : 13-201,323
- *5 : 13-517
- *6 : 13-536
- *7 : 14-025
- *8 : 13-546
- *9 : 13-453:自分よりも身長の低いシズ
- *10 : 13-385
- *11 : 13-387
- *12 : 13-205
- *13 : 13巻キャラ紹介
- *14 : 13-473
- *15 : 13-546
- *16 : 14-025
- *17 : 13-205
- *18 : 13-448
- *19 : 13-450
- *20 : 13-449
- *21 : https://x.com/maruyama_kugane/status/1034780325056…
- *22 : 15-043
- *23 : 15-309



コメント
ノーマルネイアちゃんの記事が無くなって狂版と同じになってる
なおさねば